講演の仕事で山口県に来ている。昨日は宇部市で、今日は山口市のホテルで「トランプ政権の行方と日米関係」について話をさせて頂いた。
全国から声をかけていただいているが、ほとんどが「弾丸」なので観光の時間はない。
ただ今回は主催者の方が気をきかして、山口市内にある隠れた名所と呼べる瑠璃光寺(るりこうじ)というお寺を案内してくださった。
そこに建つ五重塔は建立されたのが1442年。国宝にもなっている重厚な塔だった。
五重塔は日本中に数多くあるが、なだらかな山腹にあり、緑に囲まれた立ち姿は眼を見張らせられる。
500年以上も前に建立されたとは思えないくらいの佇まいである。しかも京都の醍醐寺、奈良の法隆寺の五重塔にならぶ日本三名塔のひとつに入っているという。
「本当にあまり知られていない名塔なんです」(主催者)
また忘れられない土地が心に刻まれた。