Media appearances

今後の放送メディア出演予定:

 

・2月28日(火)7:00pmから    東京FM(周波数80.0MHz)『タイムライン』

・3月1日(水)10:30amから(出演は11時過ぎから) テレビ朝日『ワイドスクランブル』

ニュース番組の出演依頼はテレビもラジオも突然のことがほとんどだ。今日(28日)も午後7時からの出演依頼がきたのは午後2時だった。テレビはほとんどが前日の午後である。

それがニュースを扱っているという証拠か・・・。

米国で深刻な病が蔓延中、特効薬なく症状は4年も

trumpsurvival guide

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)が誕生して以来、米国内の反トランプ派の間で需要が高まっているものがある。

「トランプにどう対処したらいいのか」を教示する指南書である。

国内をほぼ二分した昨年11月の大統領選で、左寄りの有権者の失望は想像を絶するものがあった。それにより、精神不安や不眠に陥る人が増えている。

これまで、精神不安の原因の多くは本人や家族、また職場に見つけることができた。だが今、相反する政治思想を持った人物が大統領になったことで、多くの市民が不安を抱き始めた。しかも今後4年、もしくは8年も不安な精神状態が続く可能性さえある(米国で深刻な病が蔓延中、特効薬なく症状は4年も)。

トランプからのツイート

毎朝起きると,スマホの緑色のライトが点滅している。寝ている間にツイートかメールが入った証拠だ。

トランプが大統領に就任してから、トランプがツイッターでつぶやく度にスマホを震える設定にしてある。今朝は4本のツイートが入っていた。

もっとも新しいつぶやきは、「フェイク・ニュース・メディアは真実を伝えない。アメリカにとって危険なことだ。ニューヨーク・タイムズの内容は冗談レベルだし、CNNは悲しいくらいに酷い!」というものである。

そして報道官スパイサーは24日、両メディアとロサンゼルス・タイムズ、ハフィントン・ポスト等の記者をホワイトハウスの記者会見から閉め出した。とんでもない暴挙である。

米メディアのおよそ8割は左寄りである。当然、彼らは共和党のトランプ政権には対決姿勢をしめす。

彼らの伝える内容が本当に虚偽であれば、それを指摘すればいい。しかしオピニオンとしての論調を修正する権利は誰にもない。

トランプもスパイサーも、単に「気にくわない」報道をされただけでメディアを閉め出した。自滅行為と言わざるをえない。

先が思いやられるというより、先がないとしか言えない。(敬称略)

トランプ政権、ヒッチャカメッチャカ

スタートダッシュをかけたーー。

そんな印象である。トランプ政権の最初の1カ月は大統領令(覚え書きも含める)を23本も乱発し、選挙公約に掲げていた多くの事案にとりかかった。

もちろんとりかかっただけで、行政命令が政府の下部組織にまで伝わって政府内に統制がとれているわけではない。

ワシントンから伝わってくるのは、うまくいっているという言葉よりも混乱である。スタートダッシュはよかったが、すぐに躓いている。

政権の重要機関である国家安全保障会議(NSC)の補佐官クレイグ・ディアが17日、解任された。マイケル・フリンに次いで過去1週間で2人目である。何があったのか。

ディアは先週、ワシントン市内にあるシンクタンクで講演をした時、NSCは機能しておらず、統制がとれていないと発言。スティーブン・バノンやジャレッド・クシュナーの批判も行った。

ウィッドロー・ウィルソン・センターという研究所で、非公開の会合だったが、彼の上司批判はすぐにホワイトハウスに伝わった。そして更迭である。

問題は解任されたことではない。ディアの発言が「たぶん本当のこと」という点だ。

まだスタートして1カ月であるが、ホワイトハウス内は「ヒッチャカメッチャカ」の状態なのだ。特にバノンは安全保障問題の専門家でも、政治学者でも経済学者でもなく、片寄った右翼思想の持ち主であることがもっとも危険である。

そのバノンがNSCの常任メンバーの席に座った。そして統合参謀本部議長のダンフォードが常任から降りている。

トランプがどこまでバノンのいうことに耳を傾けているのか。悪しき国家論を持ち出さないことを祈っている。(敬称略)