カンヅメ

日曜日から都内のホテルにカンヅメになっている。

まとまった原稿を書くためである。監禁されているわけではないので、食事のときは付近を歩き回っているが、基本的には朝から夜中まで原稿を書く、、、ことになっている。

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部屋にいて、思うのである。こういう環境のなかにいる自分に少しばかり陶酔していると。

ものを書くことが仕事なので、絶えず内なる自分との戦いがある。原稿が進まないときは、「お前はできる」と自己暗示をかけるようにしている。

ただ、その暗示がいつもいい結果をもたらせるとは限らないことも知っている。

あと少しだけ、ホテルの部屋でキーボードを叩くことにする。