ついに夢が叶った

私の夢ではない。スターバックス創業者、ハワード・シュルツの夢である(私の憧れ)。

1997年にシュルツにインタビューした時、エスプレッソの本場であるイタリアで店舗を出すのが夢だと語っていた。あれから20年以上がたって、ようやくシュルツの夢が叶ったのだ。

starbucks9.14.18

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今週、イタリアのミラノで最初の店舗がオープン。さぞや嬉しかっただろうと思う。だがシュルツが目指しているのはこのレベルではない。少なくとも飲食業界では世界最大手であり、数十年後かには企業としても世界最大を見据えているかもしれない。

なにしろ憧れの人物だから・・・。(敬称略)

トルコショックの最悪のシナリオ

金足農業の強さに世間の関心が集まっているが、トルコショックによる余波に注意しておかなくてはいけない。これから最悪のシナリオを迎えるかもしれない。

10日ほど前、トルコリラは対ドルで20%ほど急落し、その後は落ち着いていたが、リラの価値はその後も下落しており底が見えていない。円に対しても同じで、5年前1リラは50円前後だったが、20日夜には17円代にまで下落している。

いまさらトルコショックの発端は説明しないが、日本人投資家の中にはトルコリラをもたれている方も大勢いるので失った額は大きい。だが問題は今後、トルコの銀行が破綻してしまう可能性があることだ。

ヨーロッパの金融機関は多額の資金を融資しており、トルコの銀行が潰れればヨーロッパ経済も大きな打撃を受ける。そうなるとユーロの下落にもつながる。

2009年のギリシャ危機を思い出す。ギリシャは20日、ギリシャ危機から9年経ってようやくEUからの経済支援を脱したと発表したばかりだった。一難去ってまた一難である。

これ以上悪化しないとの見方もあるが、最悪のシナリオにも備えておかなくてはいけない。

ジョコビッチはチャンピョンの資格なし!

ウィンブルドンの男子シングルス決勝戦。第3セット中、ノバク・ジョコビッチは騒ぐ観衆に向かって、「Shut the fuck up(黙れ、コノヤロウ)」と発言。

日本の主要メディアは拾っていないが、ウィンブルドンのコート上でこの表現は禁句だ。決して口にしてはいけない言葉。

アメリカの飲み屋でこの言葉を使ったらパンチが飛んでくることを覚悟しなくてはいけない。喧嘩を売っているのに等しい。

映画やテレビドラマではいくらでも使われる表現だが、日常生活で本気で使うべきではない。というより、人間の資質を問われる。

ウィンブルドンのチャンピョンとしての資格なしだ!

djokovic7.16.18

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トライリンガルの悩み

今日(5日)の午後4時過ぎ、記者仲間とお茶をした。

私を含めて3人。あとの2人はイギリス人とオランダ人で、よくお茶をする仲間である。話題は日本人女性から言語の違いまでさまざまだった。

今日の会話で印象深かったのは、イギリス人の記者が素直な感想として「不安定さが問題」と言ったことである。

何が不安定なのか。彼はイギリス人としてイギリスで生まれたが、父親の仕事の都合でフランスで長い間暮らした経験をもつ。しかも幼少の頃からフランスにあるドイツ人学校に通うという複雑な環境で育った。

家庭内では英語、学校ではドイツ語、近所の子どもとはフランス語で話をしていたので、いまでも英仏独の3カ国ができる。いわゆるトライリンガルだ。

3カ国語ともに「訛り」がない。日本外国特派員協会にいるドイツ人とフランス人の知人が彼の独語と仏語を聴いていて「完璧」と言っている。

しかし「完璧」という言葉は曖昧であり、主観的である。本人は自然に3カ国語を使いわけているが、同じレベルであるわけではない。

厳密に言えば、3つの言語がどれも完璧ではないということでもある。英語が一番得意で、フランス語とドイツ語はあとからついてくる感じらしい。だからずっと「不安定」なのだという。

日本人の妻との間に子どもがおり、いまの生活地が日本なので「子どもにはまず日本語を完璧にマスターしてほしい。他言語は10%くらいでいい」とはっきり述べた。

周囲からは「トライリンガルでいいね」と言われるが、本人はずっと不安定な言語感覚に悩みを抱きつづけていることが今日、分かった。

よく話をする記者だが、今日初めて言語についての「本音」を聴いた。

トランプの威嚇

10月7日付のトランプのツイッター。

「・・・北朝鮮はこれまで(米国と)いくつもの合意を交わしたが、インクがかわく前に違反して米交渉者を笑い者にしてきた。今となっては(軍事攻撃だけが)残された道だろう!」

金正恩をまた挑発した。

ただ、今回も言葉だけで、実際に手をだすことはないだろうと考える。とことん「刈り上げ君」を追い詰めるつもりだが、金正恩が「わかりました。核兵器は諦めます」という言葉を吐くことはないはずだ。

このままの状態がしばらく続き、米朝だけでなく周辺諸国も少しずつ慣らされていく状況になっていくと読む(北朝鮮問題の落とし所)。(敬称略)