Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・9月23日(土)9:30amから 朝日放送(大阪)『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ

大阪ローカルの番組なので、関西圏以外では放映されません。大阪だけに、東野幸治氏をはじめ出演者は「大阪らしい」はじけ方をします。ついていかないと!

私は国連とトランプ外交といったテーマで先生役を勤めます。

北朝鮮問題の落とし所

昨晩、BSの別所哲也氏の番組で40分ほど、トランプ外交について討論した。話の中心は北朝鮮問題だった。

番組がはじまる前、プロデューサーから「この問題の落とし所はどこですか」と訊かれた。誰もがしりたいところである。

トランプは金正恩をけなし、批判し、攻撃し、国連総会の演説では北朝鮮の「完全崩壊」さえ口にした。軍事オプションはいくつもあり、本当に攻撃もあり得るという姿勢を示した。

けれども、金正恩はまったくひるまない。アメリカに従うわけがないのだ。脅しに屈していたのなら、何年も前に朝鮮半島は非核化されていた。

経済的にも軍事的にも大国にかなわない北朝鮮は、核兵器を手にしたことで、アメリカに対抗できる伝家の宝刀を得てほくそ笑んでいる。

誰がなんといっても核を手放さない。私が金正恩でも核兵器は手放さない。

今後アメリカが先制軍事攻撃をしかける可能性はたいへん低いと考えており、金正恩もそれを十分に理解している。戦争の惨劇が悲惨すぎる。

落としどころは「パキスタンモデル」である。1998年にパキスタンが6回の核実験に成功して事実上の核保有国になった時、アメリカを含めた多くの国は核放棄を願った。

だが今は既成事実として核保有を認めるようになってしまった。その上で、テロ組織やテロ国家に売却させず、使用させずという抑止をかけて、過去20年近くも事実上の封じ込めをしている。

たぶん北朝鮮も同じようなことになるのが「もっともあり得る落とし所」だろうと考えている。(敬称略)

トランプ政権の新広報部長の素顔

「大統領選に出馬しようと思っている。その時は君が広報官だから」

ホワイトハウスの新しい広報部長に任命されたホープ・ヒックス氏(28:以下ヒックス)が、ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にこう告げられたのは2015年1月のことである。

トランプが正式に大統領選に出馬表明する半年前である。ヒックスはその時からトランプの側にいた人物であり、イヴァンカ夫妻を除けば、現政権内の高官としては最も長くトランプに仕えている側近だ。

当時、まだ26歳。若いヒックスがなぜトランプに重用され、広報部長にまで上り詰めたのか(続きは・・・トランプが愛してやまない美人広報部長の素顔)。

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<ホープ・ヒックス Photo from Twitter>

Media appearances

今週の放送メディア出演予定:

 

・9月19日(火)6:45amから ベイFM(bayfm 78.0MHz) 『Power Bay Morning』

・9月20日(水)8:59pmから BS11『報道ライブINsideOUT

北朝鮮問題が深刻化するなか、首相安倍は年内の衆院解散をするという。来年まで待って選挙をするより、今の方が自民党の議席が確保できるからというのが理由で、あまりにも自分勝手だ。北朝鮮の動きを考えると選挙をしている時ではない。

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<新時代の街並み(香港島)>

9月10日のブログの続きーー。

北朝鮮問題について20代の男女と話をしたが、香港人にとって北朝鮮の核兵器の脅威は「実感がないです。大事なことではあるけれども、正直にいうと他人事」というのが2人の共通する思いで、話は深く進まなかった。

それよりも2人の英語が素晴らしく、トピックを代えて香港の英語教育について訊いた。

というのも、こちらに来てからいろんな人に話しかけていたが、英語のできない人が「多くなった」という印象が強かったからだ。

本来は私が広東語を喋るべきなのだろうが、そこはごめんなさいというしかない。

25年前に初めて香港に来た時は、まだ本土に返還される前で、タバコ屋のおばさんも流暢な英語を話したので感心した。イギリスの教育システムの恩恵だが、あの英語力はどこへ行ってしまったのか、という思いが強い。

香港生まれの青年が言った。

「英語ができないのは香港人ではないです。本土から来た人か他国の人です。いま多くの人が香港に流れているのです。ただ本土に返還されてから、香港人の英語力は落ちたかもしれない」

ショッピングモールで働いていた女性の英語は、まるでアメリカ人のような滑らかさだった。香港以外での居住経験はなかった。

「香港では小学校に入ると英語の授業がありますから、高校卒業までにはほとんど人が話を話します。普通だと思いますよ。外国人も多いので、英語を使う機会はたくさんあります。日本人観光客も多いですが、彼らの英語力は・・・ご承知の通りです」

最後は口ごもっていた。

日本は今後、来日する外国人が増え続けると予想されている。昨年は2400万人超。2030年には6000万人になるとの予想もあり、英語の使う機会はいくらでもある。

外国に行かなくても、英語を磨くチャンスは増えるが、それで英語力が向上するかどうかは別問題で、あとは本人次第ということになる。