トランプがノーベル平和賞?

今月10日に発表されるノーベル平和賞は誰が受賞するのか?

すでにさまざまなところで議論が巻き起こり、有力候補の名前も挙がっている。その中の一人が米ドナルド・トランプであることはある意味で驚くべきことで、本人は「オレ以外にいったい誰が受賞者になるのだ」といわんばかりの態度で、「もうオレに決まり」といった言動がメディアから伝わってくる。

今年のノーベル平和賞の候補者は338で、そのうち個人が244、団体が94となっている。ただノルウェーのノーベル財団は決して候補名を明かさず、候補者数だけを公表しているので、トランプが本当に候補にあがっているかどうかは不明なままだ。

しかも、候補を指名するための締め切りは今年の1月31日だったので、トランプが指名されているとしたら、大統領就任式(2025年1月20日)直後に指名されたということになる。トランプはノーベル賞が自分に授与されなければ、「我が国(米国)にとって大きな侮辱になる」とまで発言しており、個人的には思い上がりも甚だしいと考える。

ワシントン・ポスト紙が9月中旬に実施した調査では、回答者の76%が「トランプはノーベル賞には値しない」と回答しており、否定的な見方をしている。さらに60%の人はロシアとウクライナの問題でもうまく対応できていないとみており、ノーベル平和賞には程遠いという印象だ。 (敬称略)