コロナ禍後を見越し、米国で早くも新航空会社がサービス開始

新型コロナウイルスの感染拡大はいまだに止まらず、経済的打撃を受けている業界は枚挙にいとまがない。自動車、造船、アパレル、外食など、多くの業界が前年比でマイナス成長に陥っている。旅行業界もその一つだ。

総務省統計局によると、2020年の「国内パック旅行費」の平均支出額は1万516円で、19年比で65%減。「外国パック旅行費」は前年比で87%減となっており、新型コロナによる打撃は深刻だ。これは日本に限ったことではない。

感染者・死亡者が世界で最も多い米国でも旅行業界はマイナス成長に陥っており、その中でも航空会社は大きな損失を出している。カナダ、モントリオールに本部を置く国際航空運送協会(IATA)は、2021年の世界の航空会社の損失額を477億ドル(約5.2兆円)と推計している。

こうした厳しい状況のなか、米ビジネスマンが新しい航空会社を立ち上げたというニュースが伝わった。

業界がマイナス成長の途上にありながら、あえて新会社を起動させた理由はどこにあるのか――(続きは・・・コロナ禍後を見越し、米国で早くも新航空会社がサービス開始)。