ライフスタイルの変化

新型コロナウイルスの感染が少しずつ和らぎ始めているかに見える。ただ、ビジネスの世界を中心に、コロナによって深い傷を負ったまま回復できない状態に陥ったところも多い。

またアメリカの話で恐縮だが、660万人以上の感染者を出しているアメリカでは今年、400万以上のビジネス(企業や店舗)が「店じまい」をしたままの状態になるとの予測がある(Oxxford Information Technology)。

コロナが猛威を振るう前、アメリカの失業率は3%台だった。それが今年3月には4.4%になり、4月には14.7%まで跳ね上がる。ただ、そこをピークに失業率は徐々に下降し続け、7月には10.2%まで落ちた。このまま4%台にまで戻ればいいのだが、多くのエコノミストや学者は年末から来年になってもそこまで落ちないとみる向きが少なくない。

予測をする専門家の多くが悲観的な見方をする傾向があることも指摘できるが、それ以上にコロナはライフスタイルの一部を確実に変え、それが今後も維持されるとの見方が有力だからだ。それは買い物や食事といった生活様式の変化だけでなく、テクノロジーの変化も呼び込むことになっている。同時に失業率も高止まりしたまま戻らないというのだ。

それが新たな大不況につながらないといいのだが、、、。