ウソつきたちの構図

何故こんなにウソつきが増えたのだろうか。

昨今のニュースに登場する主人公(ここでは敢えてこう記す)の多くが完全なウソつきか、完全ではないにせよ問題の核心に色付けした「デフォルメ的ウソつき」のどちらかである。

安倍を筆頭に、柳瀬、佐川、そして日大アメフト部の内田と井上。ウソつきと断言するためにはこちらも慎重を期さなくてはいけないが、公表されている状況から判断する限り、限りなく「本当のウソつき」に近い。

多くの人はウソをつくが、たわいのないウソがほとんどなので人生を棒に振ることは少ない。だが要職についていたり、日本中の関心が集まっている人はウソが発覚した時点で素直に虚偽であることを認める必要がある。

ウソは本人が思っている以上に比較的簡単に、周囲の人に察知され、知覚される。そして人間性に疑問を持たれるまでにもなる。その時間が長引けば長引くほどウソがバレた時に受ける衝撃は大きい。

本人はわかっているはずだが、彼らはウソを突き通せると思うのだ。そこにウソつきたちの浅はかさが見てとれる。

2014年の小保方、16年のショーンK、そして今年の安倍、柳瀬、佐川、内田、井上といった面々は、自分しか見えていないかのごとくの振る舞いをしている。

中には自然体でウソをつき続ける輩もいるので恐ろしくなる。メディアは徹底追及していかなくはいけない。(敬称略)