日馬富士はもう終わったのか

貴ノ岩の右頭部をビール瓶でなぐって怪我を負わせた日馬富士は、すでに「終わった横綱」という流れになってきた。

相撲という世界なので、荒々しい指導はいくらでもあっただろうし、今後もあるだろう。だがビール瓶を持ちだしてくるというのは凶器を使った犯罪と同じである。

被害者が貴ノ岩でなく一般人であれば、どうなっていたか。

私は当欄で、日馬富士の心意気を賞賛してきたし、モンゴル人力士の中ではもっとも好きな相撲取りだった(日馬富士と豪栄道の違い)。

だが酒癖の悪さはずっと指摘されていて、今回も酒が入った上での暴行だった。刑事事件として告訴されてしかるべきだろう。まことに残念である。