自己顕示欲というのもの

世の中には「注目されたくない」と思っている人が少なからずいる。逆に「注目されたい」と思っている人もいる。

この「注目されたい」という思いは、かなり多くの人の心に潜在的に宿っている。それは「人からの関心」とも言い換えられるが、まったく誰もみつめてくれないと人は輝きを失う。

ただ「みつめて欲しい」という気持ちが強すぎると、周囲からはけむったがれたりする。難しいものである。

私は自己顕示欲が人よりは強いかもしれない。こうしてブログを運営すること自体、「注目されたい」の証左でしかないからだ。

昨秋、文藝春秋から出た拙著『エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明 (文春文庫)』が、本の雑誌社の『おすすめ文庫天国2016』のノンフィクション部門ベスト10の中に選ばれた。

こうして写真までつけて「見て下さい」といっている自分・・・ムムムである。

 

Bunko1.5.16