ウォルマートの中国制圧戦略

今さらここで世界最大の小売業者ウォルマートのビジネスについて記す必要はないかもしれない。だが世界最大の売上を誇るということは、それに見合った経営戦略を実践していることに他ならない。

創業者サム・ウォルトン氏の経営哲学は何冊もの書籍で紹介されているが、今ウォルマートが目指すものを記すことは、それ自体将来を展望することになる。

株価総額ではアップルやエクソン・モービルに及ばないが、売上は2011年度4321億ドル(約32兆円)に達した。それよりも驚愕するのは世界での従業員数が約210万人で、世界の大都市並みであることだ。

日本一の企業と言われるトヨタでさえ連結企業を合わせて32万人である。いかに企業規模が大きいかがわかる。

このコラムで光を当てたいのはウォルマートの中国戦略である。ウォルマートが62年に南部アーカンソー州で起ち上げられてから、初めて国外市場に進出するまでほぼ30年の歳月がたっている、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。