今年2月1日から夕刊紙「日刊ゲンダイ」でアメリカ大統領選についての連載をしています(誰が勝つ 「米大統領選」核心リポート)。
最初は連続11日間書いて、その後は随時掲載という変則的なスタイルでいまも継続中です。
これまで24回。11月の本選挙まで続けさせて頂けそうなので、一般紙やテレビでは報道されていない事実や視点を提供していきたいと思っています。
今年2月1日から夕刊紙「日刊ゲンダイ」でアメリカ大統領選についての連載をしています(誰が勝つ 「米大統領選」核心リポート)。
最初は連続11日間書いて、その後は随時掲載という変則的なスタイルでいまも継続中です。
これまで24回。11月の本選挙まで続けさせて頂けそうなので、一般紙やテレビでは報道されていない事実や視点を提供していきたいと思っています。
Photo by the White House (2013年7月当時のヒラリー)
「外交政策については、彼女の考え方に賛成します」
彼女というのは米大統領選の民主党トップランナーのヒラリー・クリントン氏(以下ヒラリー)だ。発言者はネオコン(新保守主義)の論客、ロバート・ケーガン氏である。
ケーガン氏だけでなく、いまネオコンの重鎮たちは共和党レースで首位を維持するドナルド・トランプ氏(以下トランプ)ではなく、ヒラリーの支持に回っている。
ネオコンという言葉は懐かしい響きさえある。
起源は1930年代にまでさかのぼれるが、世界的にネオコンの名前が流布したのはブッシュ前政権時代で、タカ派的な外交政策の政治イデオロギーや人物を指す(ついにネオコンまで、共和党からヒラリー支持続々)。
しばらくご無沙汰していた「タクシーの中へ」シリーズ。
相変わらずタクシーにはよく乗っているが、最近、驚いてひっくり返るような話を運転手さんから聴けていない。饒舌な運転手さんが以前よりも減ったためかどうかはわからない。
今年はアメリカ大統領選がらみで「季節労働者(季節労働者、継続中です)」になっているので、いまだにテレビ局やラジオ局に出入りしている。テレビ番組にゲスト出演した時は、黒塗りの車が自宅と局を往復してくれるが、ラジオ局は基本的に車をだしてくれない。
ただ黒塗りのハイヤーでの移動を「日常だと思ってしまう」ことほど浅はかなことはないので、いくら回数が多くなっても電車にも乗るようにしている。
先日、日本テレビの運転手さんと長い時間、話をする機会があった。軽妙な語り口の方で、運転しながら興味深い話をしてくれた。
「私たちが送り迎えをするのは番組ゲストの先生や政治家、スポーツ選手がほとんどですね」
「芸能人の送迎はしないんですか?」
「ほとんどないです。彼らは事務所の車に乗っていますから。ジャニーズの有名タレントさんたちは1人1台じゃないですかね」
「それじゃあ、普通のタレントさんは」
「タレントさんによりますね。たとえば森〇中のお三方はいまでもタクシーですかね。黒塗りの車は出ないです。タクシーで帰っていただいていると思います」
テレビ局も人を見ているということなのだ。ギャラにしてもそうで、テレビ業界は歴然とした、あからさまな格差社会なのである。