貧乏性は治りません

航空会社のマイレージがたくさんたまっていた。今秋に期限が切れてしまう分があったので使うことにした。5泊6日の夏休み。

航空券にお金はかからない。しかもビジネスクラスで往復できるだけのマイレージ数だったので、他のところにお金を割いて豪勢な夏休みを、と思っていた。けれども貧乏性はそう簡単に治らない。

私はごく普通のサラリーマン家庭で育った。貧乏と呼べるほど貧しくはなかったが、裕福とも呼べず、中流の中にいた。両親ともに倹約の美徳を知っていたので、なるべく無駄遣いをしない生活習慣が染みついている。

移動ではバスや電車に乗るのが当たり前だったが、仕事でタクシーを使う機会が増えたのでタクシーだけはプライベートでもよく乗るようになった。貧乏くささを克服できた唯一の点かもしれない。

だが今回の旅で「貧乏くさいなあ」と思った瞬間があった。ホテルにチェックインし、寝る前になって喉の渇きを感じたので何か飲みたかった。部屋の冷蔵庫にビールや炭酸飲料、さらにミネラルウォーターが冷えている。

特にミネラルウォーターはホテル価格であってもたいした金額ではない。コンビニで買うよりは高いが、冷蔵庫から出して飲んでも誰もとがめない。だが躊躇してしまうのだ。自分には「買い出し」と言いきかせて、近くのコンビニまで買いに行ってしまった。

部屋に戻ってきて水を飲み、残りを冷蔵庫にしまおうと思ってドアを開け、すでに鎮座していたミネラルウォーターのボトルの横に置いたときの言いようがない寂寥感。

嗚呼・・・。

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ここはどこの国でしょうか

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<ヒント:写真内の新聞>

<答:ベトナム。首都ハノイの路地裏でのランチ時のヒトコマ。奥に食べるところがあります。下の写真が私がオーダーした組み合わせ。山盛りのご飯の上に好きなおかずを4品乗せてくれて5万ドン(245円)。>

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Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・7月22日(月)9:00amから 文化放送AMラジオ(出演は11:00am過ぎから)『くにまるジャパン 極 

 

私が放送メディアに呼ばれて話をする時は、ほとんどがアメリカ関連の話題になります。参議院選挙があっても、アメリカではどう報道されているのかといった内容になります。さらに選挙報道に隠れて、アメリカではいまどんな話題が取り上げられているのか。参院選後、トランプは安倍に何を要求してくるのか。さまざまなトピックを「いちおう」想定しています。(敬称略)

やる気ですか、大統領?

3日前の当ブログで、アメリカがいまイランとの交戦に向けていくつもの布石を打っているという記事をご紹介した(イラン攻撃へ準備整えた米国、一触即発の危機)。

アメリカ時間18日、いよいよという流れで米軍の強襲揚陸艦「USSボクサー」がホルムズ海峡でイランのドローンを撃墜し、両国の緊張がより高まっている。6月20日にイランがアメリカのドローンを撃墜したので、「お返し」という動きでもある。

ベトナム戦争の契機となったトンキン湾事件では、連邦議会も圧倒的多数でベトナム戦争介入を支持した。後年になってアメリカ側が仕組んだ事件だったことが判明するが、時すでに遅しで、ジョンソン政権は長期におよぶベトナム戦争に突入してしまう。

仮にイランと戦争になると、長期戦になることが予想されるので、アメリカ・イラン両国だけでなく関係国にとってマイナス面しか頭に浮かばない。

ただ状況を冷静に眺めると、このまますぐに戦争に行くとは思えない。トランプはツイッターで「ボクサーはイランのドローンに防衛行動をとった」と記しただけで、すぐに交戦にいたる流れではない。むしろ、いまの時点で行動を自重することが肝心で、イランなどすぐに壊滅できるなどといった誤認をトランプが信じて過激な軍事行動にでないことを切に望む。

いくらトランプが暴君であっても、ペンタゴンの将軍たちが「イランはイラクのようにはいかない」という事実を伝え、間違った行動をトランプに起こさせないようにしなくてはいけない。ペンタゴンだけでなく、直接電話で話ができる安倍がこういう時にトランプに箴言すべきである。(敬称略)