青学の強さ

昨日、今日(2日、3日)と朝から箱根駅伝を観た。多くの方もご覧になったのではないだろうか。青山学院大学が3年連続で優勝し、過去12年で9回も優勝するという快挙を成し遂げた。圧勝と言ってもいい勝ち方で、原晋監督(58)の手腕にあらためて感心させられた。

走るのもちろん学生だが、有能な指導者によって選手の才能が開花させられ、最終的に勝利を手にできたと言って差し支えない。その中でも、「原監督だからこそ」というものがあるはずである。私は原監督を取材したことはないが、他の大学の監督や選手が同じように勝ちたいという気持ちがある中で、アオガクがこれだけ秀でた成績を残せているのはそれなりの理由があるはずである。

その一つが「青山メソッド」と呼ばれるもので、独自のトレーニングを開発し、それを選手たちに主体的に実践させることで、力をつけていったという。さらに、ピーキングと言われる手法が採用されていた。それは試合や大会で最高のパフォーマンスを発揮できるよう、心身のコンディションを最高の状態(ピーク)に持っていくことをを指す。

そこには原監督のオリジナリティーがあるようで、他校には真似のできないものだったようだ。原監督が指揮を撮り続ける限り、「アオガク帝国」は続きそうである。

The new year is coming up

今年も当ブログ(ジャーナリストのエンジン)を読んでいただき、ありがとうございました。このブログは私がワシントンから東京に戻った2007年春にはじめたもので、もう20年近くになります。

ブログですから日々の他愛もない考えや雑事、また少しばかり硬質な話題も取り上げてきました。来年も同じようなスタンスで続けて参りたいと思っております。ブログといっても半分、日記のような体裁ですが、唯一違うのは日記は自分のために書くものですが、ブログは読んで頂く人がいるということです。

1990年にフリーのジャーナリストとして独立してすでに35年がたちますが、いまだに書くことにこだわっているのは、「自分が書いたものを誰かに読んでもらいたい」という気持ちが強いからなのだと思います。

雑誌や書籍の文章は確実に金銭的な報酬がはいりますが、ブログはもちろん無償なので、純粋に自分の考えや情報を伝えることに嬉しさや喜びを感じております。もし、「こういうことを書いてほしい」「このテーマについて読みたい」といったことがございましたら、遠慮なくご連絡くださいませ。

2026年も素晴らしい年でありますように!

少子化がさらに進むと・・・

日本の人口が減っている。2025年11月の人口は 約1億1963万6千人(国立社会保障・人口問題研究所)で、1億2000万人を割った。2024年の新生児数は68万6061人で、統計開始以来初めて70万人を切った。今年はさらに少なくなる見込みだという。私の世代だと、年間の新生児数は100万人を超えていたので、「随分へったなあ」という印象である。

少子化は婚姻数の少なさを物語ってもいて、結婚するカップル数が少なければ必然的に赤ちゃんの数も減る。今年、結婚した男女はここまで約66万5000人で、過去最少になる見込みだ。

人口が減るということは、国内の経済規模が小さくなり、労働力が減ることでもある。そうなると税収も減り、社会保障制度を維持することが難しくなる。さらに人口減少が進めば街に活気がなくなり、店舗が閉店したり、公共交通機関の減便や廃止につながっていく可能性がある。また少子化によって学校の統廃合が増えて、子どもたちの遠距離通学が増えるというマイナス面が際立つ。

一方で、東京の繁華街はこれまで人が多すぎたので、「人が減って息がしやすくなる」という声も聞かれる。「人が集まりすぎていたので1億人くらいがちょうどいいのではないか」との意見もある。

みなさまはどうお考えだろうか。

師走・・・

今日から師走である。巷では「歳をとると時間が経つのが早い」と言われるが、今年68歳の私はまさにその言葉を実感している。ついこの前、「新しい年を迎えた」と思っていたら、もう12月である(ちょっと極端か)。

ただ、歳と共に時間の経過を早く感じるのは、すでに心理学的に証明されていて、フランスの哲学者、ポール・ジャネが『記憶の進化と時間観念』の中で記したように、年齢を重ねると人生の中での1年間が全体に占める割合が小さくなることによって起こる。また、歳をとると脳が日々の出来事をまとめて処理するようになったり、新しい体験が減ってルーチン化したりすることでも早く感じるという。

さらに、脳の処理速度が低下してくるため、日々起こる出来事を細かく分割して記憶する能力が落ち、時間の経過を早く感じるようになるらしい。そして新しい体験や刺激が少なくなると、日々の出来事を区別する記憶の密度が低くなることでも早く感じるようになるという。

こうした解釈を耳にすると、月並みな言葉だが、「歳はとりたくない」と思ってしまう。皆様はいかがだろうか。

年金生活者の経済状況

ネットでニュースを読んでいると、総務省が発表した「家計調査報告2024年平均結果の概要」という記事が目にとまった。すでに複数のメディアが扱っているので、読まれた方もいるかもしれない。

その中で私が気になったのが、自分と同世代の人たちの経済状況である。65歳以上の「令和の標準リタイア組」の生活費はいくらなのかとか、国民年金・厚生年金をいくらもらっているのか、さらには預貯金はいくらなのかが気になる。このブログを読んでくださっている若い方は、高齢者の経済状況にはあまり関心がないかもしれないが、今回は許してください。

数年前まで、「老後2000万円問題」というテーマがしきりに取り上げられていたが、いまは2000万円では足りず、3000万円は必要といわれるようになってきた。ただ、定年退職後に3000万円を用意しておきなさいと言われても、そう簡単に1000万円を増やせる人は多くないだろう。もちろん預貯金が多いにこしたことはないが、どれほどの方が3000万円を蓄えているのだろうか。

調査結果をみると、3000万円以上を貯蓄できている人はピッタリ20.0%。逆に金融資産をまったく持たない非保有の人たちも20.5%という数字で、ほぼ同率である。また貯蓄額がゼロから100万円までの人たちが6.5%、順次200万円までが5.3%、300万円までが3.7%、500万円から700万円までが6.3%、1000万円から1500万円までが8.9%、2000万円から3000万円までが8.0%といった具合だ。

それではリタイア組の生活費はいくらなのか。ここでは夫婦世帯の数字が出ており、月々の支出合計は2人合わせて平均28万6877円。社会保障給付金(年金)が25万6521円なので、毎月3万4058円の赤字がでている計算になる。こうした状況を眺めると、よほどの資産家でない限り、退職後の生活はカツカツであることがわかる。経済状況は個人によって大きな差があるが、若いうちから少しずつ蓄えておくことが重要であることはいうまでもない。