11月3日に実施される米中間選挙を前に、全米の約3000カ所で17日、反トランプ集会が開かれた。トランプ大統領(以下トランプ)のような指導者はいらないとする抗議行動で、「No Kings(王はいらない)」と書かれたプラカードを掲げて全米中で多くの人が集まった。

これだけ大規模なデモが行われても、トランプの大統領としての任期は2029年1月20日まで安泰なので、トランプ自身は痛くも痒くもないはずで、「好き勝手にやってろ」という心持ちでいるのだろうと思う。ただ、中間選挙では共和党議員が議席を失う可能性が高いため、今後トランプの推し進める法案が議会で否決されると、思い通りの政策が進められなくなる。
米国でいま、多くの国民がトランプ政権に異を唱えているのは、ガソリン価格や食料品などの値上がりだけでなく、トランプの経済政策への本質的な疑念が生まれているからで、トランプとしては今後しばらく辛抱の時期が続きそうである。