いずれは子どもがいなくなる?

このところ少子化のニュースが大きく取り上げられている。

昨年の出生数は8年連続で過去最少を記録し、生まれた「赤ちゃん」は75万8631人だった。私が個人的に覚えているのは、中学生の頃(1970年代初頭)の出生数で、当時は年間200万人を超えていた。

200万以上の赤ちゃんが生まれるということは、結婚する男女も多く、1972年(ピーク)の婚姻数は約109万組だった。いまは逆に赤ちゃんの数が少ないので、婚姻数もピーク時の半分以下の約48万組である。婚姻数が50万を割ったのはなんと1933年以来のことで、当時は人口が6700万強だったので、今がある意味で「普通ではない」といえるかもしれない。

このまま下がり続けると、いったいどうなるのか?公園や道路から子どもたちの声が聴こえなくなり、日本社会からエネルギッシュな脈動が消えてしまうのではないか。そんな心配があたまをもたげてくる。

若い男女は一人暮らしに満足するのではなく、たくさん恋をして、家庭をもってほしいと思うが、これはおせっかいなお願いだろうか?