弾劾訴追のあとに来るもの

トランプを弾劾するための公聴会が連邦下院で開かれている。

これまでメディアには公開されない形で多くの証人が議会でトランプの所業とウクライナ疑惑を語ってきたが、ようやくTVカメラが入った形で審議されている。

このままいけば下院での弾劾訴追の決議案(法案)にはほとんどの民主党議員が賛成票を投じて、上院で弾劾裁判が開廷される運びとなるはずだ。

上院では実際の罪状が示されて、トランプは「まな板のコイ」状態になるだろうが、共和党の上院議員たちは自分たちのボスに逆らう勇気もなく、「無罪」という結果になるだろう。

来年の秋、大統領選が佳境に入る頃には「そういえば弾劾裁判なんてあったなあ」とうことになりそうな気配でもある。

共和党議員(連邦議員はほとんどが弁護士資格を持つ)にはなんとか法律家としての職務と良識を再確認してもらい、「犯罪者」には有罪判決をだしてほしいと思うが、実際にはトランプがそ知らぬふりで予備選を戦っているというのが現実的な近未来像かもしれない。

痛惜に堪えないー。(敬称略)