Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・4月20日(金)8:00amから     東京FM(周波数80.0MHz)『クロノス

 

トランプ・安倍会談でいったい何が話し合われたのか。メディアに出てきているのはおそらく2割くらいか。ゴルフ場を含めた2人だけの「秘密の話」をぜひ知りたいが、それは2人が政界を引退したあとでないと出てこないかもしれない。米朝首脳会談が実現するかどうかも現時点では未定だ。

北朝鮮が本気で核兵器を放棄するとは思えないので、「不可逆的・永久・検証可能」という言葉を繰り返し使う前に、金正恩の本気度を確かめる必要があるだろう。(敬称略)

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明日の放送メディア出演予定:

 

・4月18日(水)1:55pmから  TBS/CBC『ゴゴスマ~GOGO!SMILE!

 

安倍首相の訪米に合わせて日米首脳会談についての話をします。諸外国の首脳の中では、安倍氏が唯一、フロリダの別荘「マーアラーゴ」のリピーター。蜜月は続くはずです。

米国がTPPに戻ってくる理由

米大統領のドナルド・トランプが環太平洋経済連携協定(TPP)に戻ってくる――。

最終判断はまだ先だが、4月12日、トランプはTPPへの復帰に向けて、通商代表部(USTR)に検討を指示した。

実は今年1月、トランプは米テレビとのインタビューで「TPPの枠組みはひどいものだが、もし納得できる内容になれば参加には前向きだ」と、政権発足以来、初めてTPPに肯定的な発言をしていた。

2016年大統領選でTPPからの離脱を公約として掲げていた人物である。もし復帰すれば、180度の方向転換になる(続きは・・・米国がTPPに戻ってくる理由)。

トランプのシリア攻撃は成功でも失敗でもない

ほぼ1年前、シリア政府は今回と同じように自国民に化学兵器を使って多数の死傷者をだした。それに対してトランプはオバマ政権の中東政策と決別する形で、巡航ミサイル(59発)を打ち込む命令をくだす。

2日前のシリア攻撃(105発)と状況が酷似する。英仏を巻き込んだところとミサイル数が違うだけで、シリア問題を解決できるわけではない。米国内の意見も賛否両論で割れている。

昨年も当欄で感想を記しており、同じオピニオンが使えるので昨年のものを転載する(2017年4月7日)。

 

「これまでずっとシリアには軍事介入しないと言ってきたトランプは、政策という点ではオバマと同じだった。しかしアサド政権が4日、化学兵器を使用したことで軍事攻撃にでた。オバマだったら静観しているところである。

印象としては、過半数の米市民がシリア攻撃に賛同しているので、36%まで落ちた支持率は回復するだろうし、フロリダで会談している習近平にも、「やる時はやる」という大統領としての威厳を示すことになった。

短期的にはプラス要因であり、北朝鮮への軍事行動もあると匂わせることで、習近平に北朝鮮にさらなる圧力を加えさせることになるはずだ。だが、長期的にはロシアとの敵対的な関係が長引き、泥沼化するシリア内戦によって政権の重荷になる点でマイナスであろう。(敬称略)」