今年最後の大物

トランプ政権の前主席戦略官スティーブ・バノンにインタビューした。朝日放送「正義のミカタ」(23日放送)の仕事で、短い時間だったが、バノンの考え方を垣間見た。

ロシア疑惑は完全な「フェイクニュース」と言い切ったが、その時だけ口調が速くなり、より熱くなっていた。ロシア政府が昨年の大統領選に関与したことは間違いないはずだが、それすらも否定してみせた。

北朝鮮については中国がコントロールすべきとの立場だが、日本も十分に有事に備えておくべきと言っていた。

トランプとはいまでも電話で頻繁にやりとりしており、影響力の強さは相変わらずだ。イスラエルの大使館をテルアビブからエルサレムに移転するトランプの判断も、バノンがトランプの背中を押したとの思いを強くした。バノンは親イスラエルで移転推進派だからだ。

人間的にはたいへん深みのある人なので、アルコールを入れながら1時間ほど語りたかったとの思いが強い。

個人的には今年最後の大物だった。(敬称略)

バノン12月17日

(ベルサール渋谷にて。自分の顔がデカイことに驚く・・)