FM RADIO: 火曜(11日)午前7時半からBayFMに出演してアメリカ側からの普天間問題の見方を語ります。
先日、ある女性雑誌の前編集長とランチをともにし、出版業界の厳しさが増しているとの話を改めて聴いた。誰もが知る月刊女性誌であるが、「広告が激減し、広告収入が以前の半分になりました。完売しても赤字です」という。
売り切れても赤字という事実は、旧来のビジネスモデルが破たんしたことを意味する。それは雑誌広告が一定以上入っていた時のものであり、広告が減った今となっては機能しない。多くの男性週刊誌も同じ状況で、広告が持ち直さない限り経営は成り立っていかない。
先週、『ニューズウィーク』が身売りされたというニュースは時代を反映している。親会社のワシントン・ポストは、『ニューズウィーク』部門の赤字計上で売らざるを得なくなったとしており、ネットの伸張に屈した形となった。
メディア業界で生きている私にとっても人ごとではない。
そこでしばらく前から、活字だけでなくテレビ、ラジオといった電波メディア、SNSやツイッターなどの電子メディア、また英語メディアにも積極的に出ていっている。新しい技を身につけないと時代に先を越されてしまう。
メディアの総合格闘技の習得である。