中間選挙:トランプ離れ

米時間3日に投票が行われた中間選挙の開票が進んでいる。すでに日本時間4日午後1時過ぎには、CNNなどは下院で民主党が過半数を奪還することが確実であると報じた。上院でも民主党が過半数を制することになるため、上下両院で民主党が多数党となる。2024年の選挙では共和党が多数派だったが、2年で牙城は崩れるという結果になった。

歴史的に、中間選挙では政権を握る政党とは違う政党が有利で、今回もそのジンクス通りの結果になった。というのも、ホワイトハウスに座る大統領に対しては、一般国民からさまざまな批判や意見があるが、大統領の再選年でないため、トランプ大統領(以下トランプ)に直接「ノー」を突きつけられない。その代わりに、同じ政党の連邦議員に批判が集まることになる。

筆者がよく閲覧する米国の政治サイトのトップ記事タイトルが「Orange Crush」である。オレンジはトランプが所属する共和党の政党カラーで、「オレンジ粉砕」と打たれた。

連邦議会はもちろん立法府として法案を作成するところだが、今後は民主党がコントロールすることになるため、トランプ主導の法案の多くは却下されるという憂き目にあうはずだ。ある意味で、米政治はバランスが取れていると言えるかと思う。