今朝の日本経済新聞朝刊のコラム「春秋」は、ふたたびコロナの注意喚起をしてくれたという点で読む価値があろうかと思う。
「春秋」は朝日新聞の「天声人語」や読売新聞の「編集手帳」と同じように、毎日1面の下段に掲載されるコラムである。今日のコラムでは、執筆者が2月に入ってすぐにコロナを発症し、痛い思いをしたことが記されていた。筆者は3年前にもコロナに感染していて、その時は丸1日横になっていれば回復したが、今回は「つらい症状」が続いたというのだ。
熱は2日で下がったが、のどの痛みが続き、つばを飲み込もうとするだけでガラス片がのどに刺さったかのような激しい痛みをともなったという。筆者がネットで検索すると、コロナに感染した医師がやはりのどの痛みを訴え、「窒息するかと思った」ことが述べられていた。
苦しくて眠れないほどの症状は1回目の感染ではなかったことだ。メディアは以前のようには騒がないが、専門家によればいまは第10波の真っただ中であるという。確かに感染者数や死者数は減っているので以前のように大騒ぎはしないが、この感染症が消えたわけではない。
けっして侮ってはいけない病である。