予測が外れたら坊主!

また言ってしまったーー。

「ヒラリーさんが負けたら坊主になります」

9月27日のスカパーの生番組『ニュースザップ』での発言である。

私はかなり早い段階から数字まで出してヒラリー勝利を予測してきた(どういう角度から予測してもヒラリー勝利)。以前の大統領選でも言ったことはあったが、活字の上での話だった。だが今回はテレビの生番組で言ったので、たとえBSの番組であっても発言した以上は実行しようと思う。

ちなみに、共演した詩人で翻訳家のアーサー・ビナード氏は逆で、「トランプが負けたら坊主になる」と公言。いずれにしても、どちらかが髪の毛を刈ることになる。同じ番組にでていたモーリー・ロバートソン氏はすでに坊主(失礼)なので何も言わなかった。

考えてみると、つまらない賭けである。アメリカから遠く離れたところで、テレビの出演者同士が坊主になると言い合っている。選挙や次期大統領とは何の関係もないし、深層心理は自己満足の領域から出ていない。

しかも、こうした状況で坊主になるというのは戦前からの名残で、あまり進歩的なことではない。

それでもアメリカ人のビナード氏が「普通に」受け入れているところが笑える。テレビ的なパフォーマンス・演出としては「◯」であるが、「言ってしまった感」は強い。

いまは「ヒラリー、勝って!」と手を合わせている。