前回のブログに「季節労働者」であると書いた。相変わらずテレビやラジオから呼んでいただくが、あくまでアメリカ大統領選に特化した需要に応えるものだ。
私はもともと活字メディアで生きている人間なので、放送メディアは新参者という認識である。しかも、地上波のテレビ番組は話す時間が限られている場合がほとんどなので、「言い足りない」で終わってしまう。
その点、ラジオの特集コーナーやBSテレビで1時間じっくり大統領選について語るという番組では、こちらの満足度はあがる。
昨日、日本テレビの「真相報道 バンキシャ」に出演した。以前から出たいと思っていた番組だが、テレビやラジオばかりはこちらが手を挙げて「出してください」といっても出してくれない。そんな時、先方からお呼びがかかった。
先週の早い段階に打診があったが、話をする時間はかなり限定されているとの説明だった。いわゆる「ご意見番」という席に座るわけだが、1つのテーマでせいぜい1分ほど。ゆっくりした話はできない。
もう1人のゲストは元総務大臣の増田寛也。コメントの時間は1テーマについて2人合わせて1分30秒という短さである。
けれども、番組終了後にアシスタント・プロデューサーに言われた。この番組はステータスという位置づけなので、はっきり言えば座っているだけでいいということらしい。
トランプも自伝のなかで言っていた。ニューヨーク・タイムズの1面に広告をだすと何万ドルもかかるが、好意的なことを1段落書いてもらうだけで広告以上の効果があると。しかも無料である。
ジャーナリスト堀田佳男を売る好機なのかもしれない。(敬称略)