先週木曜(17日)、ネット上で最もまずいハンバーガーの烙印を押されたマックという記事を書いた。
多くの方に読んでいただき、ツイッターやフェイスブックなどでたくさんのコメントもいただいた。これまで多くの新聞・雑誌で記事を書いてきたが、読者数という点ではネット記事の方が今ははるかに多いように思う。
しかも、ネットでは拙稿を読んだ直後に「わかる!」とか「ちょっと違うんじゃないの」といった反応がくるので、興味深い。炎上しても(たぶん1回だけ)「やられたあ」と思うくらいで、ほとんど気にせずに次の記事を書けるのは、性格的なものかもしれない。
それでも正直に言うと、ネットで原稿を書くもの書きは、誰しも多少の恐怖をいただいているはずだ。会ったこともなければ名前も顔も知らない読者から、匿名で辛辣な「ご批判」を頂戴するからだ。
きちゃったきちゃった、、、という思いがあることは事実である。
私は匿名の意見には何の返答もしない。名前と身分を名乗り、直接わたしのところに言ってくる方には、これまですべてお応えしてきた。そこには怖さと同時にぞくぞくする嬉しさが共存している。
今回はマクドナルドという世界最大のハンバーガーチェーン店について、批判的な記事を書いた。米本社からも日本支社からも何も言ってきていないが、大手企業を批判するときは記事の正確さとそれなりの準備は必要だ。
ただ、さいわいにしてというか、不幸にしてというか、まだ訴えられたことはない。これは逆に言うと、たいした記事を書いていないということかもしれない。
今回のマックの記事では、ある読者の方が昼マックに行こうとしていた時に私の記事を読み、「、、、ひるむ!」というコメントをくださった。実名はわからなかったが、初めて返事を書いた。
「笑いました!ありがとう」
その方はちゃんと返事をくださった。