商品陳列のプロ中のプロ

プラノグラム(Planogram)―。

この言葉をご存じの方は小売業界に精通しているに違いない。

スーパーやコンビニで、商品を棚に並べる時に使われるテクニックである。「陳列棚の陳列計画」とも言われている。

メーカーから中小の小売業者にいたるまで、商品の並べ方で売上が変わり、総利益率に差がでることは熟知しているはずだ。プラノグラムと呼ばれる縦割りシステムは、利益を最大限にするための陳列組み合わせで、Plan(計画) とDiagram(図形)を合体させた造語である。アメリカ産のコンセプトだ。

一般消費者はスーパーでの陳列組み合わせは、スーパーの店長やマネジャーが決めると考えている。だがアメリカでは、大手になればなるほどセールスマーケティング企業がプロノグラムを統括する現実がある。商品の陳列の枠組みは、スーパーの現場ではなく外部企業が管理しているのだ、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。