普天間の暴論

小旅行にでかけていた。その間、国内メディアは普天間問題を過大なまでに報じている。

普天間についてはこのブログでも他のメディアにも書いたので改めて述べないが、5日、日本外国特派員協会で仲間たちと雑談をしていると、過激な話がいくつも飛びだした。

「沖縄は独立した方がいい。日本政府からあれだけないがしろにされたら、もう我慢する必要はない。小国であっても独立を宣言して、アメリカと直接交渉したらいい。基地使用料と『日本』からの観光者にカネを落とさせればやっていけるだろう」

「小沢は日本のポルポトだな。鳩山という政治家を裏であやつっているが国は機能していない。国民を愚弄したまま自我を押し通す最悪の政治家。一般市民を実際に殺戮していないだけで、やっていることは同じようなものだ」

「普天間という小さな飛行場すら満足に移設できない民主党が、今の日本の財政難を救えるわけがない。ギリシャがEUやIMFから支援を受けたように、日本もいっそのことIMFから金融支援とアドバイスを受けたらいい」

昨年9月まで、彼らは自民党の悪政にうんざりし、民主党政権の誕生を願っていた。そして自民党から民主党へ政権が移行した直後は、ほとんどの記者たちが日本の政治も捨てたものではないというトーンだった。

しかし、その後の落胆は読者の方が想像される通りである。

「沖縄独立」、、、。面白い仮説ではある。(敬称略)