気温のナゾ、再び

クライメイトゲート。

11月9日のブログに「気温のナゾ」というタイトルで、地球温暖化の原因についての疑問を投げた。すると偶然にも、同月20日、イギリスで温暖化のデータが人為的に歪められていた可能性があるという報道がでた。

欧米ではいまそれを「クライメイトゲート(Climategate)」事件と呼んでいる。 ただ、日本国内の主要メディアがほとんど取り上げていない。国外メディアがあつかう記事を国内の報道機関が報道しないことはよくあるが、これもその一つ。

発信元となったイギリスではBBCはもちろん、保守系新聞のタイムズ、アメリカではニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナルといった主要紙も報道している。十分に疑問符を打つべきテーマであるにもかかわらず、日本が無視している理由がよく理解できない。

事件のあらましは、11月17日、イギリスのイースト・アングリア大学の気候調査部(CRU)のコンピューター・サーバーにハッカーが入り込み、1000以上の電子メールと地球温暖化にかんする3000以上のファイルにアクセスされ、公開されてしまったというものだ。

その中に、60年代以降、気温の上昇がそれほど見られなかった時期のデータは使うなという記述や、気温上昇について否定的なデータや懐疑的な内容の電子メールがあり、それを削除すべきということも書かれていたという。

温暖化については、人間が二酸化炭素を排出していることは事実であるし、削減努力をすることは必要だが、同時に温暖化の真実が何なのかも総合的に追及すべきである。