新幹線のアメリカ輸出、頓挫の可能性

11月2日の中間選挙で、共和党は下院の過半数の議席を奪った。それにより、オバマ大統領は今後、共和党下院と歩み寄りを求められる。特に予算案での妥協は必須である。

さらに大統領が傾注してきた医療保険改革や金融機関規制などで、共和党は修正案を提出してくる。大統領はそうした法案には拒否権を発動できるが、多くの局面で共和党と手を組まないかぎりワシントンの政治は前へ進まない。

今回は政治とビジネスの関連について記したい。

近年のアメリカ政治を知る上で大変重要なことがある。それはもはや共和党が財界に有利な政策を取るとは限らないことだ。これまで自由貿易推進派は共和党で、保護主義政策を唱えるのが民主党と思われてきた。しかし両者の間にはもはや明確な線は引けなくなっている。

いくつか例を挙げよう、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。