Bed rotting

今日、ネットである英文記事を読んでいると、「Bed rotting(ベッド・ロッティング)」という表現に出食わした。すぐにピンとくる表現ではなかったし、これまで見聞きした記憶はなかった。

直訳は「ベッドが腐っている」という意味だが、文脈から考えて、その文章は主語が人間だったので、ベッドの上でぐだぐだ過ごすという意味なのかと思って電子辞書で調べると、「ベッドの上で長時間過ごすこと」と出ていた。特に若者の間でいま、特にやることもないままスマホを見て、ベッド上でグダグダと時間をつぶすことを「ベッド・ロッティング」というそうだ。

何もしないでベッドの上で長い時間を過ごすことは、若者だけでなくあらゆる世代で見られるだろう。英語のネット辞書には次のような文章が出ていた。

Bed rotting is a popular self-care trend on TikTok. It means spending the day or weekend in bed, doing nothing more than sleeping, scrolling, or watching TV. It’s meant to reenergize you from burnout or exhaustion. 

 「ベッドで過ごすことはいまティックトックで人気のセルフケアトレンドです。まる1日、また週末をベッドで過ごしながら、寝ながらテレビを見る以外に何もしないことを意味します。燃え尽き症候群や疲労からエネルギーを回復させるための行為です」

皆さまはベッド・ロッティングをされていますか?

新しい英語(14)

Al desko

私は仕事がら、毎日のように英文の記事を読んでいるが、それでもこれまで出会ったことのない単語によく出会う。アメリカの大学院に留学し、トータルで25年もアメリカで生活していたので、知らない単語はないと思われるかもしれないが、後から後からドンドン湧きでるように未知の単語と遭遇する。

今日、英語の雑誌を読んでいて出会ったのが上記の「Al desko」という言葉である。スペルからして英語ではないことがわかるが、英文記事の中に自然に配置されていたので、頭の中に「?」が浮かんだ。ネット辞典で調べると、もともとイタリア語で「デスクで食事をする」とでていた。

DeskoがDeskから派生していることは想像できるが、al deskoで食事をするという意味をもつという。オックスフォード辞典には2014年に登録されていた。

いやあ、言葉は奥が深いです。

Delulu

今日、ネットである英文記事を読んでいたら、これまで見たことのない英単語に出会った。短い単語でスペルも特徴的なので、略語なのかと思われたが、どういう意味なのかは分からない。

ネットで調べるとすぐに意味はわかった。Deluluはやはり略語で、本来はDelusional(妄想的な)という意味だった。 妄想的なという形容詞であるが、Deluluになると、現実的でないことを信じる人を指す。

口語でよく使われると説明されているが、私の周囲に使っている人がいないので、耳にしたことがなかった。実はこの単語はK-POPファンのコミュニティで生まれたらしく、SNSで広まったという。いわゆる「ネットスラング」の一つである。

He is delulu!

コーヒー・バッジング

コーヒー・バッジング(coffee badging)という言葉を聴いて、すぐにピンとくる方は普段からかなり英語に親しまれている方だろうと思う。バッジングという単語は「バッジ、記章」の動詞形で、記録を残すという意味である。その前にコーヒーという単語がついている。

つまり、あさ会社に出社してコーヒーだけ飲んで、出社しましたというシルシを残し、短時間で退社してしまうことをいう。ただ、そのあとまったく仕事をしないというわけではなく、リモートで自分の仕事をするのが普通である。以前とは確実に労働環境が変わってきているということだ。

coffee badgingは英語版グーグルの2025年の「new word」の一つとしても取り上げられている。最初はコロナの流行で社員の出社を禁止した企業が多かったが、そこから短時間だけ出社するようになり、それが固定化するようになってコーヒー・バッジングという言葉がうまれた。

英ガーディアン紙は「コーヒーバッジングとはコロナ後の新しい現象で、会社に顔をだして出社したことを周囲にわからせたら、できるだけ速やかに退社すること」と明記している。

これをスムーズに行える日本の組織はどれほどあるだろうか。

Gigil

昨日、ネットで英文記事を読んでいるときにgigilという単語が目に入った。「gigil cat」と使われていたので、たぶんカワイイといった意味なのだろうと思ったが、これまで出会った記憶がない単語だった。

そこで調べると、もともとフィリピンのタガログ語で、英語としても使われるようになり、今年3月にオックスフォード英語辞典に登録されたとでていた。「あまりの可愛らしさ」という意味で、英単語にはないほどの強い意味合いがあると記されていた。

単語をそのまま読むと「ギギル」だが、実際にネット上で音声を聴くと、「ギーギル」である。これから日本でも女子高生たちがカワイイものを見たときに「ギーギル!」と言うようになるだろうか?