山上被告は無期懲役が妥当

安倍晋三元首相を殺害した山上徹也被告(以下山上・45)の弁護人が4日、無期懲役という判決を不服として控訴したが、私は極刑でもいいとさえ思っていたので、控訴には納得がいかない。

ただ、極刑は世界的にみると減少傾向にあり、今の世の中の流れに逆行する行為として捉えられている。いくら重罪を犯したからといっても死刑という罰はあってはならないというのが多くの国の考え方になっているが、感情的には山上は許すべからずである。

いくら山上の母親が旧統一協会に入信し、多額の献金をして家庭が崩壊したからといって、その矛先を安倍氏にむけて命を奪うというのは言語道断である。ティーンネイジャーの暴走による殺害ではない。ましてや安倍氏は元首相であり、一人の人間の命を奪ったことに対する責任はしっかりととらなくてはいけない。

以前、当ブログでも記したが、わたしは死刑廃止論者である。かつては、凶悪犯は極刑に処されるべきだと思っていたが、後年、考え方が変わった。一番の理由は、いくら大罪を犯しても国家が人の命を奪ってはいけないと思うようになったからだ。

そのかわり無期懲役ではなく、日本にはまだ導入されていない終身刑の法整備をすべきだと考える。終身刑は基本的に仮釈放が許されず、死ぬまで塀の中で過ごさなくてはいけない。大罪を犯した凶悪犯を更生するなどという考えは捨てるのだ。

だが、命には手をかけない。これが近代国家のあり方だろうと思う。