テレビを観ていて思うのは、多くの番組は若い人を想定視聴者として制作されているということである。20代から40代くらいが主な対象者で、高齢者をターゲットにした番組は極めて少ない。確かに、「老人」が出てくるよりイキのいい若者が画面にでていた方が活気があっていいのだろうが、私のような70歳近い人間にしてみると、世代の格差が際立ちすぎて「もう観ていられない」という印象を抱いてしまう。
老人の戯言(たわごと)と思われるかもしれないが、こちらは70年近く生きているので、バラエティー番組を観ていると、「そんなことはもうすでに経験済みだよ」「また同じことやっているよ」といった思いが去来する。老人が主役では今度は若い人たちが観なくなることはわかるが、いまや高齢者は驚くほど多い。
2025年9月時点で65歳以上の人口は3,619万人。総人口に占める割合(高齢化率)は29.4%と過去最高である。およそ3人に1人が高齢者なので、その3分の1にあわせた番組編成をしても視聴率はそれなりに期待できるのではないか。
テレビ局には一考していただきたいと思うことしきりである。