トランプ支持率、30%代に

トランプ大統領が昨年11月の大統領選挙で返り咲いてから1年が過ぎた。ただ「トランプ圧勝」というわけではなく、選挙直前のトランプ氏と民主党カマラ・ハリス候補の支持率は47%対45%で、若干トランプ氏が上回ったに過ぎなかった。

大統領就任後も支持率はジリ貧のままで、今年4月にはCNNの世論調査で41%にまで落ち込んだ。就任100日目の支持率としては、ドワイト・アイゼンハワー大統領以降の大統領の中では最低である。そして今、最新の世論調査では39%にまで下がり、その不人気ぶりがより顕著になってきている。

支持率というのは、調査会社によって数字が少しずつ違うが、NPR/PBS Newsが行った調査では今のトランプ氏の支持率は36%という惨憺たるものである。逆に、これまで最も支持率が良かった大統領は2001年9月の同時多発テロ直後のジョージ・W・ブッシュ氏の91%。

ここまでトランプ氏の支持率が伸び悩む最大の理由は経済で、政権の経済運営に対する支持率は36%にとどまり、大統領本人の支持率と重なる。ただ、支持率がいくら下がろうが、4年間の任期はまっとうできるので、トランプ本人からはそれほど慌てた様子は見受けられない。米国経済が沈滞すると、世界的な足かせになることが多いので、今後トランプ氏には経済への起爆剤を打ち込んでほしいものである。

野依良治登場

2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治氏(87)が16日昼、東京丸の内にある日本外国特派員協会の会見に現れた。最近、特に何か新しい発見をしたとか、ニュース性のある出来事を行ったというわけではない。同協会は著名人を定期的に招いていて、その一環として同氏を招待したのだ。

約1時間半の会見はすべて英語で、87歳とは思えないほどの流暢さと頭のキレを感じさせた。そして自分がノーベル賞を受賞したのは、「たぶん日本人だったから。日本人であることが当時は傑出した個性になっていた」と謙遜してみせた。さらにこうも言った。

「当時はハーバード大学などに頭のいい人がたくさんいた。私は特に頭がいいというわけではなかった」。そして最近の日本人の行動を嘆いてみせた。「日本人はいまあまり海外に出ようとしなくなってしまった。そのあとあまりいい仕事が見つからないということもあるようだ」

さらに日本人の研究者が書く論文数も減っているだけでなく、米国の大学から授与される博士号(Ph.D)の本数(2023年)も少なくなっているという。第1位は中国で6652人、2位はインドの2762人、3位は韓国で1109人。そして日本は25位で115人という低位に甘んじている。

野依氏は「日本人というのはある意味で唯一無二であると言っていい。それは誇れること」と述べる。そして日本人はまだまだ国内外で活躍できる資質を持っていると期待をかける。あとは我々がやるだけである。

あおい世界

12月15日午後3時10分。東京都千代田区の馬場先門から見上げた空は、まるで宇宙の底を見通せそうな澄んだあお色でした。

「オーイ雲よ、どこに行ったんだ」