いまだ終わらぬウクライナ戦争

ロシアは28日、またしてもウクライナに大規模な攻撃をしかけた。首都キーウにむけてドローン600機とミサイル48発を使って、首都に対してはこれまでで最も長時間にわたる攻撃を行ったのだ。

そもそも2022年2月 にロシアがウクライナに軍事侵攻したのは、国際的に ウクライナ領として 認められていたクリミア半島を奪うことが目的と言われている。あれから3年半が過ぎたが、いまだに戦闘は収まるどころか、拡大の方向にある。

ウクライナは今年3月、米国と高官協議を行って一時停戦の提案を受け入れたはずだったが、戦闘が終わったとの情報は入ってきていない。トランプ大統領は昨年、選挙公約の一つとして「世界各地の戦争を早期に終わらせる」と述べたが、今のところ口先だけの約束にとどまっている。

さまざまな利害が絡み合っていることはわかるが、「戦闘を停止する」ということは本質的にそれほど難しいことではないはずである。一国のトップが決断して軍部に指令を出せばいいことであって、それをしないというのは人間の命をいかに軽視しているかということにつながるかと思う。

こうした負の連鎖が続いていると、「人間は戦うという行為の根源を体内に隠し持っているのだろうか」という疑問が沸きあがってくる。 人間が人間である以上、戦いはなくならないのだろうか。