世界は自民党総裁選をどう見ているか

自民党の総裁選が10月4日に行われるが、日本では連日大きなニュースになっているなか、世界では総裁選をいったいどう見ているのだろうか。

世界のメディアを眺めると、自民党総裁選を扱った報道は意外にも少なく、関心は低い。まだ投票日まで1週間ほどあるので、これから増えてくると思われるが、他国の国内選挙なので、米国大統領選などと比較すると興味の度合いは低くなる。

高市早苗氏(以下敬称略)が選ばれれば女性として最初の首相になることから、一部メディアでは高市にフォーカスさせた記事もある。米外交誌「ザ・ディプロマット(The Diplomat)」は「鉄の女と称される高市早苗は日本で最初の女性首相になるのだろうか」というタイトルの長文記事を掲載。

「彼女が経験豊富な保守派政治家であり、保守派の象徴である故・安倍晋三元首相の直系の後継者であるという事実は大きい」と記したあと、「10年以内に日本経済の規模を倍増させる基本計画を約束した。重要なのは成長だ。日本を再び活力ある日の出ずる国にする」と紹介した。

ただ、実際の選挙では小泉進次郎が優勢であるとし、「党内の保守派を味方につけることで、早い段階で勝利を収めたようだ」と小泉が次期首相になる可能性が高いことを示唆。予測市場を紹介する米メディア「ポリマーケット(Polymarket)」は小泉が71%でトップを走り、高市は26%、林芳正はわずか3%であるので、小泉が勝つだろうと予測。

米ブルームバーグは「小泉は昨年の党首選で、構造改革の加速、スタートアップやライドシェアリングなどの新産業の促進を公約に掲げたが、激しい批判を浴びた」としたあと、「この出来事は政治的未熟さを露呈したとする見方がある一方、自民党が切実に必要とする大胆なリーダーシップの表れだと評価する声もある」として、小泉が次期首相になる可能性を示唆。その通りになれば、104代目の首相になる。