Media appearance

明日の放送メディア出演予定:

 

・1月24日(水)  8:59pmから   BS11『報道ライブINsideOUT

トランプ政権が誕生してからの1年を振り返り、今年を展望します。司会は別所哲也氏。

別所さんと初めて会ったのは2009年。J-WAVEの朝の番組に呼んでいただいたのが最初で、以来、パーティーで出会ったり、彼が主催する「ショートショート・フィルムフェスティバル」に招待されたりと、時々顔を合わせてきました。

そして2016年に別所氏がBS11のニュース番組の司会をするようになって、番組にお邪魔するようになりました。何でも話をしたくなる気にさせるのが大変うまい方です。

トランプ政権1周年

トランプが大統領に就任してから1年がたった。

行政のトップとしての総合点をつけると45点。2日前のTBSの番組で点数をつけてくださいと言われたので45点とした。もちろん印象点であって、冷静に分析した客観的評価ではない。

私ごときがアメリカ大統領の評価をすべきではないかもしれないが、世界のリーダーとしての役割を担うアメリカ大統領としては合格点をつけられない。

人間としての資質、日々の言動、ほとんど無いに等しい政治思想、国際秩序の軽視など、落第点になってしまう。

アメリカ経済が良好な点が唯一のプラス要素。他のプラス面として日米関係の良好さを挙げる人もいるが、単に安倍がこれまでの対米外交と同じように追従型をとっているからに過ぎない。

トランプが日米関係に積極的に動いたということではない。安倍の方から前向きにトランプに近づいたからこその結果であり、いまだに「吉田ドクトリン」に寄りすがっているからに他ならない。

安倍が真に日本の国益を案じるのであれば、独自の外交政策(安全保障政策)を構築しなくてはいけない。戦後73年たってもできていないのは、その気がないだけでなく、新しい領域に入ることへの畏怖でもかと思う。

トランプにとっての今年の最大懸案は2点。ロシア疑惑と北朝鮮だ。

ロシア疑惑はクシュナー、トランプJRの訴追が懸念されており、春先までに2人が起訴されなければトランプに捜査の手がおよぶことはないだろう。

あとは北朝鮮との駆け引きで、今年中にアメリカ対北朝鮮の交戦があるかもしれない。交戦というより、アメリカ側からの一方的な攻撃で「終わり」ということもある。

可能性は昨年より増しているというのが、ワシントンから伝わってくる情報だ。(敬称略)

世界中が呆れるトランプを辞めさせられない理由

ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)は1月20日で就任1年を迎える。目の前にはいくつもの難題が待ち受けている。

北朝鮮問題や中間選挙もあるが、政治生命にかかわる最大の問題は何と言ってもロシア疑惑である。トランプ本人が訴追される可能性が消えていないばかりか、連邦議会での「弾劾」という言葉はいまでも米国で飛び交っている。

筆者は昨年、当欄で何度か「トランプ弾劾」の可能性について記した。ロシア政府による2016年の大統領選介入はすでに確定的であり、トランプ陣営との共謀が疑われている(続きは・・・世界中が呆れるトランプを辞めさせられない理由)。

Clintonimpeachment1.16.18

1998年12月、連邦下院がクリントン大統領の弾劾法案を成立させた翌日のワシントンポスト紙