Photo from Pinterest
1980年代からアメリカのテレビ番組の司会者として走り続けてきたオプラ・ウィンフリー。いまはレギュラー番組から退いているが、民主党の次期大統領候補として名前があがっている。
世論調査では「いまトランプと戦えばウィンフリーが勝つ」という数字がでているほどだ(NPR調査50%対38%)。私がアメリカにいた時、どれだけ彼女のトークショーを観たかわからない。
最初はお世辞にもテレビ映りのいい人だと思わず、なぜ彼女が圧倒的と言えるほどの人気を獲得できているのか理解できなかった。ただ何度か観るうちに、歯切れのいいもの言いとまっとうな言説にうなづかされることが多くなった。
26年間も自分の番組をつづけ、世界140カ国で視聴されたことで資産を3000億円超にまでした女性である。できないことは何一つないと思っても不思議ではない。本人はまだ意思表示をしていないが、事実婚のパートナーが「出馬する」と漏らしいてると米メディアは伝える。
だがそれだけで大統領選に出るべきだろうか。人気投票で国家の指導者になれる、いや、選んでしまうことに違和感というより拒否感を抱く。
トランプの選択がまさにそうだったように、政治経験がなく、確固とした政治思想も持たない人間がアメリカという大国をリードしてはいけない。トランプの1年間でアメリカ人は学んだはずである。
フィンフリーが真剣ならば、まず議員か知事を経験すべきである。
個人的にはトランプより何倍も好ましいが、どうか2020年の大統領選には出馬しないでほしい!(敬称略)