ザッカーバーグの寄付は偽善なのか

世界最多のユーザー数を誇るSNS、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)が12月1日、世界に向けて2つの報告をした。

1つは長女マキシマちゃんが誕生したこと。2つめは、現在の価格が450億ドル(約5兆5000億円)といわれるフェイスブック保有株の99%を今後(期間を言及せず)、慈善事業に寄付すると発表したことだ。資産の99%は巨額である。ビリオネアといえども、その寛大さに全世界から賛辞が寄せられた(続きは日経ビジネス・オンラインで:ザッカーバーグの寄付は偽善なのか)。

mark-zuckerberg12815.jpg

Photo courtesy of Quotesgram

ついにきた!

「ついにきてしまった」

何がきたのかといえば・・・歯痛である。2カ月ほど前から左下の奥歯がうづいていた。高校時代に虫歯になって詰め物をした歯である。

その後、いろいろな歯医者に処置をしてもらいながら今にいたっている。だがいよいよ「きてしまった」。1週間ほど前、突然の痛みがアゴと歯のあいだからズキンズキーンズンという感じで攻めあげてきた。夜も眠れない。

妻がもっていたロキソニンを飲んでようやく落ち着いた。頭痛や腹痛は多くの場合、自身の治癒力で治るが、歯痛だけはそうはいかない。子どもでも体験的に知る事実である。

翌朝、通っている歯医者に電話をして急患として診てもらった。主治医の自慢というのもなんだが、その歯医者はすぐに削ったり、神経を抜いたりしない。予防歯科を実践している方でもある。

歯肉炎もあったので、まずそちらを診療してもらう。彼は「2、3日様子を見ましょう」と言った。虫歯が神経にまで達している可能性もあるが、歯肉炎による歯痛かもしれないとの見方だった。ありがたかった。

確かに2日してから痛みが消えた。だが4日後からまたズキンズキーンズンがやってきた。地中30メートルから鉄杭を打ち込まれているようだった。泣きそうである。

また歯科医のもとを訪れる。今度はすぐに神経を抜いてくれた。だが麻酔が切れると、また痛みが襲ってくる。涙こそでないが、 ごめんなさいと虫歯に白旗を揚げたい気持ちだった。

痛みに耐えるという点で、歳をとってからの方が弱くなっている気がする。部活をしていた中学や高校時代の方がはるかに強かったように思う。

根性なしになったということか。いや、歯痛だけは・・・許してくださいというのが本音である。

J-WAVE出演のお知らせ

12月1日(火)は世界エイズデー。

拙著『エイズ治療薬を発見した男 満屋裕明』(文春文庫)がでたこともあり、J-WAVEのJam the Worldから声をかけて頂きました。

1日午後8時半にスタジオ入りして午後9時頃から30分ほどエイズ治療薬にまつわる話をします。

もちろん私は医者ではありませんが、エイズの啓蒙活動にはかかわれると思っています。

J-WAVE 81.3FM

パソコンからでも聴けます(http://radiko.jp/#FMJ)。

何としてもシリアのバッシャール・アル=アサド大統領を政権の座から降ろしたい――。

これは米バラク・オバマ大統領の本音だけでなく、シリア国内の反政府勢力やヨーロッパ諸国のリーダーたちに共通する希求と言えるだろう。

シリアから未曾有の難民が他国へ流出した原因の1つは、アサド政権による圧政にあった。政府軍と反政府勢力との戦闘の激化もあるが、アサド政権が自国民を殺傷してきたのは疑いようのない事実である(続きは:シリア・アサド政権打倒で第3次世界大戦の危険性も)。

azaz_syria113015.jpg

Photo courtesy of Counterpunch.org

多くの日本人にとって、「エッいまだに?」と驚いてしまうことが米国で続いている。米市民の10人中4人が、人間が神によって創造されたといまだに信じているのだ。

いや、ようやく10人中6人が「進化論」を信じるようになったと言い換えた方がいいかもしれない。米ピュー・リサーチ・センターが2015年11月に明らかにした調査で、ほぼ6割が進化論派になっていた。04年11月に米CBSテレビが行った世論調査では、回答者の55%が「創造論」を信じていると答えているのだ。

だが過去10年で急速に進化論を信じる人が増え、形勢が逆転している。変化が起きていると述べて差しつかえないだろう。いったい過去10年で何が起きたのか(米国で進化論を信じる人が過半数超え)。