東京FMの番組「Tokyo FM World」のスタジオで。パーソナリティーのアンジー・リーさんとケリー隆介さん。
番組リスナーのほとんどは10代と20代なので、いちおうポップなテンポで話を進めたつもりです(radiko.jp)。
東京FMの番組「Tokyo FM World」のスタジオで。パーソナリティーのアンジー・リーさんとケリー隆介さん。
番組リスナーのほとんどは10代と20代なので、いちおうポップなテンポで話を進めたつもりです(radiko.jp)。
次回の放送メディアへの出演のお知らせをします。
・10月17日(月) 8:00pm〜9:15pm 東京FM「TOKYO FM WORLD」
いちおうメインゲストなので1時間ほどスタジオから話をします。アメリカ大統領選についてです。
Photo by Pinterest
実は昔からあまり好きな歌手ではなかった。
ノーベル文学賞を獲った直後なので、大きな声で「好きじゃない」と言えない空気があたりを覆っている。
私の年代ではボブ・ディランを聴いていた人は多いが、70年代初頭、ビートルズとサイモン&ガーファンクルが私の洋楽の8割を占拠していたので、ディランは隅の方に霞んでいた。
『風に吹かれて』や『ライク・ア・ローリング・ストーン』など、いまでも口ずさめる曲はあるが、彼のことを「ファンです」とは言えなかった。
15年ほど前(ワシントンに住んでいた時)、ディランとポール・サイモンがワシントン郊外にあるニッサン・パビリオンというコンサートホールにきたのでチケットを取って聴きにいった。
2人が揃って歌ったのは数曲だけで、あとはそれぞれが自分たちのバックバンドでオリジナルの曲を歌っていた。私はポール・サイモンを天才と位置づけている大ファンなので、その日もサイモンを聴くことが目的で、私にとってディランは「おまけ」に過ぎなかった。
ディランの歌はほとんど全曲にアレンジが施されていて、『風に吹かれて』でさえ「エッ、これ何の曲?」と言ってしまうほど判別がつかない。それほどディランは音楽の色が濃かった。
新しい色を創り、キャンバスに投げつけるようにして音楽を生みだしている印象がある。詩はその中に練りこまれていた。音楽性が強すぎて、入っていけないのだ。
だが今回、練りこまれた詩が評価されてノーベル賞を受賞。大変喜ばしいことだが、私の中ではいまでもおまけのディランなのである。
トランプは崖っぷちに立たされていた。
第1回テレビ討論会でヒラリー・クリントンに打ちのめされたあと、2005年に録音された卑猥な発言が暴露されて絶体絶命の窮地にいた。あとヒト突きで谷底へ落ちてもおかしくない。
だが日本時間10日、2回目の討論会でドナルド・トランプは攻勢をかけた。冒頭で卑猥発言を謝罪し、「私ほど女性に敬意を払っている人間はいない」と平然と述べた。
その後、逆手をとって「ヒラリーさん、11年前の発言を持ちだしてくるなんて品格がない。恥を知るべきだ。ビル・クリントンの方が女性に口汚い言葉を使う。私よりもっとひどい」と攻撃。第1回目と違い、トランプは終始、攻めに攻めた。まるで女性蔑視発言などなかったかのようだった。
討論会の表層だけを眺めると、トランプが優位に立っていたかにも見えた。だが、発言内容を精査すると、デタラメな言説が目立った。
「シリアからいま何十万人もの難民が米国内に流入している」は明らかな間違い。シリアからの難民は2016年度、約1万人に過ぎない。
「昨年の米国の貿易赤字は8000億ドル(約80兆円)だった」も間違い。実際は約5300億ドル(約53兆円)。
続きは・・・(崖っぷちトランプ 第2回テレビ討論での主張はウソばかり | 日刊ゲンダイ)。
今後1週間の放送メディアへの出演予定:
・10月10日~13日(月~木) 東京FM 19:52~20:00(未来授業 – TOKYO FM Podcasting)
・10日11日(火) TBSテレビ『あさチャン』(収録出演なので、たぶん20秒?)
大統領選まで1カ月を切りました。最後の追い込みです!