青緑にきらめく光が夜空に流れた――。

日本の主要メディアがほとんど扱わなかった出来事が2回、7、9両日に起きた。特に7日の閃光は米西海岸カリフォルニア州南部を中心に、多くの人が目撃した。アリゾナ州やネバダ州からの目撃情報も相次いだ。

瞬くような光は飛行機や飛行船によるものとは明らかに違っていた。当初は「UFOか隕石に違いない」といった書き込みがSNSに溢れた(夜空の弾道ミサイルで米国がロシア)。

missile111715.gif

Photo courtesy of Popularmechanics.com

まさかこんな形で過去の所業が公開されるとは思っていなかったはずだ。

何のことかと言えば、英トニー・ブレア元首相がジョージ・ブッシュ前大統領と交わした秘密の約束事である。本来、ブレア首相が墓場まで持っていくはずの秘め事が英紙によって明かされてしまった。

秘め事というのはブレア氏がブッシュ氏に対し、2003年3月に始まるイラク戦争の1年も前に、「米国についていく」という主旨の約束をしていたことだ(ヒラリーメール公開で明らかになった英国の恥部)。

tonyblair103015.jpg

Photo courtesy of tonyblairoffice.org

米バージニア州リッチモンド郊外に、州立素行更正センターという施設がある。刑務所ではなく、性犯罪を起こした受刑者が刑期満了後に送り込まれる場所だ。定員300人。そこにリジナルド・アーティス(本名)という52歳の男性がいる。

アーティスがなぜ施設にいるかと言えば、23歳の時(1987年)に同じ職場にいた17歳の少年を犯したからだ。彼は同性愛者としての自覚はあったが、87年になるまで誰にも言えず、隠しつづけた(性犯罪者には生き地獄を、米国の恐るべき実態)。

special-forces9-30-15.jpg

Photo courtesy of the Pentagon

知らないことほど恐ろしものはないと思えると事態が世界で進行している。

実は、 米国のバラク・オバマ大統領はジョージ・ブッシュ前政権よりもはるかに多くの米特殊作戦軍(以下SOCOM:いわゆる特殊部隊)の隊員を世界中に派遣していることがわかった(世界の警官から秘密警官へ、米国の恐ろしい急変ぶり)。

中国市場でこのところ、不可思議とも思える動きがみられる。

数年前から日本企業だけでなく、米企業も中国市場に見切りをつけて撤退するところがある一方、新たに1兆円を超す資金を中国に投資する企業が 相次いでいるのだ。

中国はいまでも世界最大の市場だが、利益が見込めないと見限った企業と、市場の可能性を今でも信じる企業の違いがある。差異は何なのか(日本だけではない脱中国、しかし米大企業は進出加速 )。

dellinchina91515.jpg

Photo courtesy of Neowin.net