女優で歌手の 中山美穂さんが入浴中に不慮の死をとげた。私は彼女が活躍していた時期はちょうどアメリカにいたので、その活動をよく知らないのだが、風呂場での予期せぬ死というものに、あらためて命の儚さを思い知らされている。
その人が著名人であろうが無名な人であろうが、死というものの前では皆平等である。死は悲しいものだが、考えようによっては「美」と解釈できなくもない。ドイツ出身の小説家、トーマス・マンが次のようなことを言っている。
命というものは、儚いからこそ、尊く、厳かに美しい
ご冥福をお祈りしたい。