米大統領選:最新世論調査

米大統領選の投票日まであと2カ月となった。複数の世論調査を眺めると、カマラ・ハリス氏(民主党)がややリードしており、ドナルド・トランプ氏(共和党)は半歩うしろを歩いているという印象だ(以下敬称略)。

たとえばエコノミスト誌の数字はハリスが47%でトランプは45%。USAトゥデイ紙はハリス48%対トランプ43%でやはりハリス優勢だ。ウォールストリート・ジャーナル紙もハリス48%、トランプ47%、ニューヨーク・タイムズ紙はハリス49%対トランプ46%となっており、僅差ではあるが軒並みハリスがリードを維持している。だがラスムセン調査はトランプが48%、ハリスは46%でトランプのリードとなっている。

ただ、まだ2カ月という選挙期間があるので、何が起きてもおかしくない。多くの州ではハリスがリードを保つが、ノースカロライナ州をはじめ、ペンシルバニア州、アリゾナ州などではトランプがトップにきており、何も断言できないというのが今年の選挙である。

2012年の選挙でオバマのキャンペーン・マネージャーを務めたジム・メッシーナは米メディアに対し、「どの激戦州でもまだ誤差の範囲内にある」と述べたように、2人の差異はわずかなため、トランプはこれから巻き返すことが可能であると示唆する。

今年の大統領選はまだまだ何が起きるかわからない。