バイデン:大統領選は辞退しろ

バイデン大統領の再選への道が険しくなってきている。なにしろ、身内である民主党議員や党員から「そろそろ身を引く時なのではないか」との声が強まってきているからだ。

米時間17日、カリフォルニア州選出の連邦下院アダム・シフ議員(64)が「これは自身が決めることだが、 私は(大統領の)バトンを渡す時がきたと思う」と述べたのだ。シフ議員は民主党の重鎮の一人であり、党内からここまで明確に現職大統領に「もう辞めろ」との意思表示をしたのは同議員が初めてであり、議会内にもバイデン降ろしの声が醸成されてきていることを示すものである。

バイデン氏本人はいまのところ選挙戦から降りるつもりはないと繰り返しのべているが、本人もこうした声が日増しに強くなっていることは重々承知のはずで、私は8月に行われる民主党全国大会の前後で辞退の決断をすることになると踏んでいる。

そうなると、「もしトラから確トラ」が本当に現実味をおびてくる。