7月末に行われた民主党候補による2回目の討論会も終わり、候補もほぼ出そろった。正式には年末まで出馬できる機会はあるが、主要候補はほぼ出馬表明を済ませている。ここまで民主・共和両党、そして独立候補も含めると807名が2020年大統領選に立候補している。
共和党はトランプでほぼ間違いないが、民主党は第1回目、2回目の討論会でそれぞれ20名ずつが参加した。年内にあと4回予定されており、3回目は9月12、13日にテキサス州ヒューストンで行われる。実際には上位7名に絞られるだろう。その7名の名前を挙げておく(世論調査を行っている10団体の数字を参照)。
1 ジョー・バイデン(76)
2 バーニー・サンダーズ(77)
3 エリザベス・ウォーレン(70)
4 カマラ・ハリス(54)
5 ピート・ブダジェッジ(37)
6 ベト・オルーク(46)
7 コーリー・ブッカー(50)
テレビの討論会は候補が政策を述べて議論する場のはずだが、実際には顔をみせて、「話しぶり」を有権者にわかってもらう場ににすぎない。各候補に与えられた1回の時間は45秒に過ぎず、ほとんどまともな内容は話せない。いかに話をコンパクトにまとめる術を持っているかどうかの勝負になり、本質的な議論になっていないのが残念だ。