Media appearances

今後の放送メディア出演予定:

 

・12月20日(水)  8:59pmから   BS11『報道ライブINsideOUT

・12月23日(土)  9:30amから   朝日放送(大阪)『教えて!ニュースライブ 正義のミカタ

先日、あるアメリカ人にインタビューしました。テレビカメラが回った仕事で、その模様は23日の朝日放送『正義のミカタ』で放映されます。

Christmas Weeks(5)

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クリスマスというのはどことなく寂しさがともなう。

街路樹のイルミネーションは華やかだが、夜の煌めきは寂寥感を呼びこむ。

(東京駅前の商業施設「キッテ」の中庭)

潰し屋ーートランプ

これからはこう呼びたいと思う。

潰し屋・・・

何をつぶしているのか。オバマ政権を含めて、歴代政権が積み上げてきたさまざまな成果であり、秩序である。

TPP、パリ協定、NAFTA、中東和平への努力、そしてオバマケア。

トランプはいま、オバマ政権時代の最大の成果といえる国民皆保険を潰そうとしている。オバマケアと言われる健康保険は2010年に成立し、アメリカ人であれば誰しもが健保を持つという長年の夢がかなえられたはずだった。

だがトランプは大統領選の時から、オバマケアの撤廃を公約に掲げていた。1月の政権誕生以来、連邦議会で法律の撤廃が審議されてきたが、ここまで否決されてきた。

しかしいま連邦議会で撤廃の動きが加速している。

採決間近の税制改革法案の中に、なんとオバマケアの核心ともいえる「健保への加入義務」を撤廃する条項を入れこんだのだ。この事実は日本では大きく報道されていない。

税制法案は2600頁におよぶ長大な法案である。その中に、そっと撤廃条項を添えたのだ。

日本でいえば国保を解体するようなものである。健保に入らなくてはいけないという加入義務は、確かに若い世代の人や健康な人にとってはコストの負担かもしれない。しかし社会システムとして必須のものである。

法案が通れば今後10年で1300万人以上が健康保険を失うという結果になる。

やはりトランプは潰し屋以外の何者でもない。(敬称略)

Christmas Weeks(4)

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首都ワシントンのクリスマスツリーといえば、ホワイトハウス裏が有名ですが、連邦議会前にも背の高いツリーがあります。

個人的にはこちらのツリーの方が好きです。

ワシントン記念塔とその遥かさきにリンカーン記念堂(白い建物)が見えます。

米ドラッグストアが医療保険会社を食う

米国のヘルスケア業界に先週、新たな動きがあった。日本ではまだ見られない動きで、今後関心が高まりそうだ。

米ドラッグストア最大手のCVSヘルス(以下CVS)が医療保険大手のエトナ(業界3位)を買収すると発表したのだ。この動きは日本で言えば、マツモトキヨシがライフネット生命を買収するということに似ている。

両社が買収を完了させるのは2018年下期になる予定で、買収額は675億ドル(約7兆6000億円)と巨額で、統合されれば今後日本にも影響が出てきそうだ。

今回の動きは単に「薬局が保険会社を食った」というだけではない。そこから先を見据えた業界の動きがあるのだ。何があるのかを見ていきたい(続きは・・・米薬局が医療保険会社を食う)。

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Photo courtesy of PhotoPrintPrices