堀田佳男 Profile
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カテゴリー: Thought for the day ― 2011年8月5日
もっとスピードを!

8月に入っても世界中でさまざまなことが起きている。まったく落ち着けない。「どうにでもなれ」という態度を取れたら楽だが、そうもいなかい。

東北の復興は相変わらず遅れたままで、政府は2兆円の第2次補正予算を通して胸をなで下ろしているかに見えるが、その額では復興という言葉の真の意味を知らないとしか思えない。

3日(水)、民主党幹事長の岡田の会見に出た。

「第3次補正予算が復興のカギだと思っている」

13兆円という額を準備すると言った。だが、第3次補正が成立するのは秋である。政治家たちは被災した人たちと地域を真に憂慮しているのだろうか。私は岡田に質問した。

「第3次補正がカギだというお話がありました。でも震災からすでに5ヵ月が過ぎました。復興にスピードがなさ過ぎる。なぜこれまで超法規的な行政執行ができなかったのですか」

岡田は第1次と第2次の補正予算を通したと言い、あとはのらりくらりの答弁だった。被災者の痛みなどまったく理解していないかのごとくである。

5日、フィナンシャル・タイムズが東北の特集記事を組んでいた。「100人ほどの国会議員が現地に視察に行ったが、今は被災地のことを忘れてしまったかのようだ」と書いている。

       dsc00317.JPG

            宮城県石巻市

限定された被災地で、再生可能エネルギーだけを使った未来都市の構築というパイロットプランを試すことは可能なはずである(試案:東北アップライズ )。「さあ、やるぞ!」と音頭をとるガッツのある政治家がいないだけである。

民主党N議員から以前、「岡田はキモがすわったいい政治家」と聞かされていただけに、落胆である。(敬称略)

カテゴリー: Thought for the day,アメリカ社会 ― 2011年8月3日
解雇と繁栄のはざま

解雇―。

恐ろしい言葉である。日本ではすでにリストラという別語に置き換えられているが、リストラは本来企業再編という意味である。それが企業再編の途上で解雇者を出すことから、いつの間にかリストラ=解雇に置き換えられた。

アメリカではレイオフという単語が使われる。リストラとレイオフの違いは言葉だけではない。会社をクビになる点は同じだが、社員が直面する状況に差がある。

アメリカ企業の場合、ある日突然、中間管理職であっても、上司から「You are fired!(クビ!)」と告げられれば、その日のうちに荷物をまとめて去らなくてはいけない非情さがある。すべての企業ではない。だが、日本企業の正社員では考えられない。

近日公開されるハリウッド映画『カンパニー・メン』もまさにその状況が描かれている。実は私の前妻も首都ワシントンで、ある組織から突然解雇通告を受けた。

ある日の午後である。珍しい時間に携帯がなった、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。

カテゴリー: Japan Business Press ― 2011年8月1日

JBPressのウェブ連載:


米国の進学校で進む教科書の脱ペーパー化

カテゴリー: Thought for the day ― 2011年7月31日
パウル・クレー展

  

  dsc00359.JPG

この絵を観て、「あっ、パウル・クレーね」と言える方はかなり絵画に詳しいはずである。

19世紀後半、スイスで生まれたクレーはフランスの印象派の画家たちとは一線を画して、独自の画風を求めつづけた。千代田区の東京国立近代美術館で5月末から開かれていたパウル・クレー展が終わるので、「駆け込み入場」してきた。

具象でも抽象でもない領域に自分のスペースを確立すると同時に、たえず新しい技法に挑戦した芸術家である。描いた絵を物理的に2つに切り、回転させ、そして結合させるといった3次元的な試みをしたり、さらに過去の絵を使うことで4次元的な施しもしている。

それは「1つの場所に立ち止まるな、求め続けろ」というメッセージにも受け取れた。

生前、「アートは見えないものを見えるようにする」と主張していた人らしい作品群に触れて、いい刺激をもらえた。

カテゴリー: アメリカ社会,経済 ― 2011年7月28日
企業全体がマーケティングのエンジン

新しいマーケティングの手法がいたる所で試されている。しかもその変転は早く、英語でいう「カッティング・エッジ(Cutting Edge・最先端)」の手法が毎日のように生み出され、マーケティングの定義が再構築されているといっても過言ではない。

マーケティングのプロでさえ、成功を導きだすための「正解はない」と述べているほどマーケティングの世界は時代と共に進化している。同時に、最先端の手法はいくつかの方向に伸びているのが特徴的だ。

その中で注目に値する手法は、企業全体を「マーケティングのエンジン」と見なす考え方だ。これまでマーケティングの職務は、マーケティング部門だけに任せる傾向が強く見られた。しかし今後は、企業全体でその責任を負うという姿勢が興隆してきている。

企業人にとってマーケティングというのは、狭義では広告・宣伝、販売促進活動などを指すことが多い。広義としては、商品企画から製造、流通、営業、顧客管理まで企業活動のほとんどをマーケティングと捉える流れがあり、そこに最新トレンドを見ることができる、、、、(続きは堀田佳男公式メールマガジン『これだけは知っておきたいアメリカのビジネス事情』)。