堀田佳男 Profile
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メタ情報
カテゴリー: Thought for the day,国際政治 ― 2019年2月4日
公正世界仮説

これほど愚かなことがあるだろうか。

トランプが米露間の中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄したことを受け、プーチンも条約の義務を守る必要はないとして2日、破棄をきめた。それにより今後6カ月以内に両国が考えを改めないかぎり、せっかくの条約が無になる。

条約の破棄によって両国がすぐに戦争をはじめるわけではないが、時代を逆行させたことに等しい。同条約が発効した1987年以前にもどることになる。

戦争が人間にとっていかに愚かであるかを両首脳は考え直さないといけない。戦争で犠牲になるのは一般の無辜な市民である。再び核兵器が増えていくということは、大げさな言い方をすれば絶望と恐怖をまねき、人間の夢を打ち砕くということに他ならない。

80年代、核兵器を減らそうとの意志でレーガンとゴルバチョフが条約を締結したはずである。世の中は少しずついい方向に向かっていくかに見えたし、いまでも世界は少しずつ前進していくと考える方も多い。これを「公正世界仮説」という。

世の中は公正にできているので、いずれ悪は滅び、最後は正義が勝つという仮説だ。アメリカの社会心理学者メルビン・ターナーがいい始めた学説で、多くの人が信じたがる仮説だが、実際はまったく逆の結果が生まれることもたびたびあり、人間が未来に向けて必ずしも賢明な選択をするとは限らないのが現実の世界である。

戦争ほど愚かなことはない。(敬称略)

カテゴリー: Thought for the day ― 2019年1月30日
ありがとうグーグル

日本外国特派員協会で仕事をしていると、顔見知りのドイツ人記者が「日本史に詳しい?」と訊いてきた。

「詳しくないなあ。世界史の方が知っていると思う」

「そうだった。あなたはアメリカ史が詳しい人だから・・・」

彼は残念そうな顔をする。いちおう何が知りたいのかを聴いてみた。

すると日本の元号(年号)がどうやって決まってきたのかを知りたいという。特に明治以前の元号の決め方が全くわからないと困り顔である。

明治以降は大正、昭和、平成と、天皇が即位するたびに元号が代わってきているので明確だが、それ以前は天皇に関係なく代わっている。誰が決めたのか、というのが彼の質問だった。

即答できなかった。日本人として恥ずかしいし、彼に申し訳ないのでネットで調べてみた。すぐに答えはわかった。

たとえば江戸時代末期、明治元年(1868年)にいたる14年間で元号は5回(安政、万延、文久、元治、慶応)も改元されていた。天皇の交代ではない。

元号を決めるのは天皇ではなく幕府であり、当時は地震や大火、さらに黒船来航といった世の中を揺さぶるような出来事があると元号を代えていたことが分かった。元号を代えることで「次は明るい時代を」という狙いがあったのだ。

ドイツ人記者から質問を受けた10分後に「わかった」と言って、説明すると困り顔は笑顔になった。

ありがとうグーグル!

カテゴリー: Thought for the day ― 2019年1月24日
マスコミはAIに取って代わられるのか

報道に携わっている者として、毎日世界中で起きているニュースを見聞きしている。

ネットニュースが進化しつづけているので、新聞や雑誌といった従来からある紙のニュースは大きく減速したように感じられる。止まりはしないが、スピードは格段に遅くなった印象が強い。

実は当ブログで2007年と12年にも同じ内容のことを書いている。紙メディアはまだ終わっていないが、下り坂を降り続けたままだ(http://ur0.work/PCpj)。

以前アメリカで発表された予想の中に、14年までにニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ウォールストリート・ジャーナルの3紙だけが生き残り、残りの新聞はオンラインに移行するというものがあった。これは先を読み過ぎていた。19年になったいま、いまだに多くの紙媒体が残っている。

それでも採算がとれなくて記者を解雇したり、コスト削減をせざるを得ない新聞社はあとを絶たず、経営は厳しい。日本でも同じである。

米国防大学の予想では2040年までに紙の新聞は終わるとしているが、これも予想に過ぎない。いつになってもプロの記者が取材し、ニュースとして正確に伝える作業はかかせないだろう。

ただAIが究極の進化を遂げた時、ドローンが上空から状況を把握し、記者ロボットがインタビューをして人間が書く以上の優れた記事を提供できるかもしれない、、、があくまで仮説であり、いまの私にはわからない。

カテゴリー: Thought for the day ― 2019年1月16日
英語のむずかしさ

私は原稿を書いたり、放送メディアに出演したり、さらに講演や大学での講義などで生計をたてている。

ワシントンでジャーナリストとして独立したのが1990年。以来ほぼ30年間、メディアの世界で生きてきた。けれども独立した直後は原稿の依頼が少なく、翻訳や通訳、さらに日本語のナレーションのアルバイトをしていたのを思いだす。

アメリカに渡って8年目だったので、英語はそれなりに使えていた、、と思っている。だが、いつも内心ヒヤヒヤしていた。翻訳はまだしも、通訳の仕事は「瞬間の勝負」なので、英語のわかる人の前では冷や汗ものだった。

というのも、プロの通訳になるための訓練を受けた経験がなかったからだ。同時通訳は太刀打ちできなかったので逐次通訳を引き受けていた。それでも今思うと、ずいぶん無謀なことをしていたというのが素直な気持ちだ。

自分から「通訳としての仕事をください」と手を挙げたことはなかった。最初は「できる人が他にいないから、堀田さんお願いします」といった流れで仕事がきていた。よく引き受けたものである。

慣れもあるが、私情をはさまずに的確に相手の言ったことをもう一つの言語にしていくことは大変な作業だ。すべてを訳しきれずに、肝心なところだけを通訳した場面が何度もあった。わからない単語も出てくる。だからいつも冷や汗をかいていた覚えがある。

何故こんな話を書いたかというと、今日、編集者とランチを共にした時、英語の本の話がでたからである。いま本屋に並んでいる本の中には数百語、いや数語の英単語の使い方をマスターすれば、英語はできるようになるといった「誇張本」がまかり通っている。ほとんどジョークの世界である。

英米人は大学を卒業したあたりで、英単語を4万語ほどは知っているかと思う。日本人がそのレベルに達することは難しいが、私の肌感覚では2万語くらいをものにしていないとCNNを自然に聴き流せないだろうと思う。

だから数千語でもゼンゼン足りないし、話ができているレベルにならないというのが実感である。

「誇張本」には誤魔化されないでほしい。

カテゴリー: Thought for the day ― 2019年1月8日
トランプの素顔

東京丸の内の日本外国特派員協会で9日早朝に行われたブレックファースト・ミィーティング。

過去2年、ホワイトハウスでトランプを追い続けるスティーブ・ハーマンが今朝の主役で、トランプについて率直に私見を述べた。

ハーマンはボイス・オブ・アメリカのホワイトハウス支局長としてエアフォースワンに同乗したり、大統領執務室で大統領に直接質問ができる立場にいる。

herman1.8..19

「ニューヨークの不動産業者と交渉する手法で、トランプは他国のリーダーたちと交渉しています。自分は何でも知っていて、誰よりも賢いという意識が強く、決して過ちを認めようとしない。高いリスクをとることを厭わず、交戦的なスタイルを維持しています」

驚かされる内容というより、これまで言われてきたトランプの言動や性格を追認できた点で、トランプは2年たってもトランプのままであることがわかった。ただトランプを傍で見ていることで、素顔の大統領がたいへん饒舌であることも明かした。

「歴代のどの大統領よりも透明性は高いかもしれない」という言葉からも、包み隠さず、何でも話さざるを得ないトランプの性格が見え隠れする。

2020年の大統領選では、「現時点ではトランプが再選すると思う」とかなり早い当選予想を口にしていた。

「大丈夫ですか?」というのが私の返答である。(敬称略)