堀田佳男 Profile
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メタ情報
カテゴリー: Thought for the day ― 2017年7月27日
保守化と夢

先日、都内で講演をした。聴きにきてくださったのは10代と20代の人たちが中心で、講演のあと、若い人たちの話に耳を傾けた。

一人の青年がこう言った。

「最近、周囲に夢を語れる人がほとんどいないんです。皆、官僚になりたいとか大手の金融機関に就職したいといった話しかしないんです」

夢を語らないというのは、堅実な生き方とも言えるが、若者の保守化と言い換えることもできる。

日本の若者が保守化しているという事実はなにも今に始まったわけではない。実は2000年頃から徐々に始まっている。

すでに何冊も本が出されており、社会学的、経済学的な要因が指摘されている。

簡潔に述べると、会社や団体を存続させていく上で、経理上すべての人を正社員、終身雇用で雇用することが不可能になった頃から保守化が目立ってきた。

非正規社員(パート社員)が増える一方で、正規社員の終身雇用は維持されるため、パートとの格差が広がり、就職するのであれば安定した組織でと考えるようになったのだ。

しかも正社員ではないオプションを選択し、努力しても報われないという思いが若者の間に広まった。ホリエモンのように、大学を中退して起業し、自分の思うように生きることはすべての人に真似ができるわけではない。

それでも、、と私は思う。自分が好き勝手に生きてきたからでもあるが、「一つの分野で世界一を目指さないと!」と先日、講演とは別の場所で20歳の女子大生に言ったばかりだ。

特定分野で、誰にも真似ができないくらい突き詰めてほしいと思う。「食えない」といっても餓死することはまずない。まず、とことんやることである。

60歳を迎えた自分にも同じ言葉をぶつけて、さらにジャーナリズムの道を突き進もうと思う今日この頃である。

カテゴリー: Thought for the day,アメリカ社会 ― 2017年7月23日
You’re in such good shape!

macron7.23.17

Photo from Twitter

過去10日ほどで、またトランプの発した言葉がメディアを騒がせている。

一つはフランス、パリで13日、マクロン大統領夫人に対しての発言だ。

「You’re in such good shape!」

共同通信の記者は「とてもいい体だ」と訳した。通信社の記事だったので、すぐに全国の新聞で使われた。毎日新聞は「とてもいい体だ」と訳された記事をそのまま配信している。

いくらトランプであっても、初対面の主賓の夫人に「とてもいい体だ」とは発言しないだろう。それくらいのことはわからないといけない。

アメリカで日常生活を送っている方であれば、You’re in such good shapeという表現がいかに頻繁に使われるかを知っているはずだ。

ニュアンスとしては「運動されているんですね」といった感覚である。「均整がとれてスマート」が本意であって、決して性的な意味合いからの「いい体」ではない。というのも、男性同士でも普通に使われる表現だからだ。

ここに言葉の難しさがある。言葉は文化を背負っている。生活の中に入り込んでいる。

一つの単語を聞くだけで、アメリカ人の8割くらいは「ある特定のイメージをもつ」くらいのことを理解できないと、本当の意味で言語を使えるとは言えないのかもしれない。

だから共同通信の記者が「とてもいい体だ」と訳したことを責めるのは酷だが、誤訳と言わざるをえない。

ただトランプの言葉のチョイスも首脳としてはふさわしくないのも事実で、荒くれである点は相変わらずである。(敬称略)

カテゴリー: Thought for the day ― 2017年7月16日
生番組のスピード

先週の木曜(13日)のテレビ出演で、生番組ならではの即応性を目の当たりにした。

水曜夜、ディレクターと電話で打ち合わせをして番組内容を話し合う。私の担当するコーナーが始まるのは木曜午前10時50分過ぎからという話も聞いた。

いつも通りの時間に起きて朝食を食べ、テレビ局からの迎えの車に乗り込んだのが9時20分。首都高速を通って六本木のテレビ朝日に着いたのがちょうど10時。Tディレクターは玄関で待っていてくれた。

すぐに楽屋に入って最新の台本をみながら、その日の進行を確認する。私がどういう話をするかは、前日の電話での打ち合わせで述べてあったが、新たな情報も入れていく。

「そうだ。G20の席で、実はトランプだけ胸に刺すG20用のピンをつけていなかったんです。一人だけ星条旗のピンをつけていた。他の首脳が全員、同じピンをつけているにもかかわらずです。これはアメリカだけは違うという意識の表れ」

そう言うと、Tディレクターは「面白いですね。すぐに映像を探してみます」と即答した。その話をしたのが10時半。私の出番まであと20分という時間だった。

映像は無理にしても、首脳たちが並んだ集合写真は用意してくるだろうと思っていた。本番直前、「ピンの話を是非してください」と言われた。

コーナーの後半になって、私はピンの話を切り出した。するとテレビ映像はすぐにG20の首脳たちが歩く場面に切り替わった。しかもピンがよく見える映像である。

トランプもいる。一人だけ星条旗のピンをつけている。私は話をしながら映像に眼をやり、Tディレクターの素早い対応に参っていた。

コーナーが終わってからすぐに、「映像を探してくるとは思わなかったです。画像だけかと思っていた。素早いですね」と言うと、「これが生番組のよさですから」と彼は何事もなかったのような素振りだった。

私は相変わらず活字メディアでも月に20数本の原稿を書いているが、この件についてはテレビで示すことがベストだった。しかもテレビ的な話題である。

同番組は月曜から金曜まで同じ時間に放映しているいわゆる帯番組で、ディレクターだけでも総勢40〜50人もいる。これまで半数くらいのディレクターと一緒に仕事をしてきたが、このTディレクターがもっとも一緒に仕事をしてきた回数が多く、信頼関係も厚い。

あらためてその即応力を見せつけられて嬉しくなった。

trump-wears-american

Photo courtesy of Fellow Ship of Minds

カテゴリー: Thought for the day,政治 ― 2017年7月11日
学園ものドラマ

過去数カ月、「学園ものドラマ」がメディアを騒がせている。

森友と加計のゴタゴタは国家存亡の危機などではなく、単なる政治家の口利きが責任問題につながった事件であって、私に言わせれば本当に「学園ものドラマ」のレベルでしかない。

北朝鮮のミサイル問題や一般市民が体現できる日本経済の実質成長といった問題の方が何倍も重要である。国家にとっての重要案件の優先順位が間違っている。

学園ものドラマのポイントは安倍の口利きがあったか、なかったかである。政治家が知人・友人の口利きをすることは誰もが知る行為であって、地方議員から国会議員にいたるまで、それなくして日本の政治家の存在意義を語れないほど普通の行為のはずだ。

だから今さら安倍が獣医学部を新設することに「口利きをしたしない」で日本中が大騒ぎをすることではない。メディアは騒ぎすぎである。

ここでの問題はむしろ、10日に行われた文科省の前事務次官、前川喜平の国会証言と政府側の意見の食い違いだろう。どちらかがウソをついている。または両者がウソをついている。

責任のなすり合いである。ただ昨日の言説を聴くかぎり、前川の話の方に信憑性がありそうだ。安倍が「初めから加計学園に決まるようプロセスを進めてきたようにみえる」という見方がもっとも妥当だろう。

ただ前川もまったくのシロではない。審議官時代に天下りの斡旋をした人物であり、調査をあざむくために口裏合わせや想定問答集まで用意していたしたたかさがある。だから、文科省を辞めたいまだから100%本当のことを言っているとは限らない。

本当にドラマを観ているようで、驚かされるのだ。(敬称略)

カテゴリー: Thought for the day,アメリカ社会 ― 2017年7月7日
今度はどうなる?

いろいろな方に「トランプはこれからどうなるんですか」と訊かれる。

私はヒトコト、フタコトで返事をせずに、なるべく時間を割いて丁寧に答えるようにしている。それが私の役割なのだろうと思っている。おカネをもらって話をするだけがジャーナリストの仕事ではない。

トランプの今後は依然として50%のチャンスで弾劾裁判にかけられるというのが過去数カ月間の私の見立てである。

元FBI長官だったロバート・ムラーが特別検察官に任命されて、昨年の大統領選でトランプ(陣営)とロシア政府が共謀していたかの捜査は始まったばかりだ。

捜査の期限は決められていない。報告書は出されるだろうが、この日までに捜査結果をだすという日取りは決められていない。今後1年以上を要するかもしれない。

ニクソンのウォーターゲート事件の時は、アーチボールド・コックスという独立検察官が任命された。1973年5月19日のことである。ニクソンが辞任したのが74年の8月8日なので、1年以上の歳月がたっていた。

実はワシントンポスト紙が盗聴事件を報じたのは72年6月18日で、そこからニクソンが大統領を追われるまでに2年以上もたっている。

ムラーはいまメディアとの接触を避けている。水面下で人を動かし、証拠を集め、ロシア政府の選挙介入をあらゆる方角から明らかにしようとしている。

いまはただムラーの報告を待つしかない。(敬称略)