トランプと子供の貧困

ドナルド・トランプ氏(以下トランプ)が大統領に当選して1年が過ぎた。政権発足からほぼ10カ月が経ち、トランプの評価は分かれている。

最新の支持率(ギャラップ調査)は38%という低さで、不支持率は56%。実はこの数字は今年5月からほとんど変化がない。下げ止まりしているとも考えられる。

別の数字に目を向けると、共和党内でのトランプ支持率は依然として82%という高さがある。一方の民主党内での支持率はたった8%である。トランプをめぐって国が完全に分断されていると言って差し支えない。

共和党の8割を超える支持者たちは、トランプが暴言を吐こうが失言を繰り返そうが大統領を支持する姿勢を崩さない。不人気な政策を打ち出しても、一定層の保守派からトランプが見放されることは今後もないだろう(続きは・・・子供の貧困に拍車かかる米国、張本人はトランプ?)。

President Donald J. Trump depart the White House en route Joint Base Andrews Wednesday, October 25, 2017, on the South Lawn of the White House in Washington, D.C. (Official White House Photo by Shealah Craighead)

Photo from the White House

トイザラスはなぜ倒産したか

toyrus10.16.17

Photo from Twitter

米国の玩具小売大手トイザラスが破産申請をしてから1カ月ほどが経つ。

創業69年のおもちゃ店が破産した理由は、すでに多くのメディアで報じられているが、業界の内情を探ると興味深いことが見えてくる。

アナログ企業がネット社会で生き延びられなかったという現実がある一方で、昔ながらのアナログ的なおもちゃの需要は今でも強いということだ。(続きは・・・トイザラスはなぜ倒産したのか)。

ウサマの息子もテロリスト

ハムザ・ビン・ラディン(以下ハムザ)という人物をご存知だろうか。

 ビン・ラディンという名前がついているので、ピンとくる方が多いかもしれない。2011年にパキスタンで米特殊部隊に殺害されたウサマ・ビン・ラディン(以下ウサマ)の息子である。

ハムザがいま、父親亡き後、アルカイダだけでなく複数のイスラム過激派を統合させて聖戦を続ける人物とみなされている。今年1月、米国務省はハムザを国際テロリストのブラックリストに入れたほどだ(続き・・・アルカイダ復活、ついに表舞台に登場したウサマの息子)。

hamza9.29.17

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トランプ政権の新広報部長の素顔

「大統領選に出馬しようと思っている。その時は君が広報官だから」

ホワイトハウスの新しい広報部長に任命されたホープ・ヒックス氏(28:以下ヒックス)が、ドナルド・トランプ大統領(以下トランプ)にこう告げられたのは2015年1月のことである。

トランプが正式に大統領選に出馬表明する半年前である。ヒックスはその時からトランプの側にいた人物であり、イヴァンカ夫妻を除けば、現政権内の高官としては最も長くトランプに仕えている側近だ。

当時、まだ26歳。若いヒックスがなぜトランプに重用され、広報部長にまで上り詰めたのか(続きは・・・トランプが愛してやまない美人広報部長の素顔)。

hopehicks9.19.17

<ホープ・ヒックス Photo from Twitter>

アメリカのアフガン増派は天然資源が目的か

米国がアフガニスタンに駐留を続けることにしたのは、テロとの戦いが理由ではない。

正確に記すと「テロとの戦いだけではない」になるだろうか。偏った報道であれば、「テロとの戦いは名目。本当の狙いはアフガニスタンの天然資源」と断言してしまうかもしれない。

だが筆者は両面の理由があると考えている。主要メディアはもちろん、ドナルド・トランプ政権が発表した表向きの内容に主軸を置く。

トランプ大統領が21日に発表した内容を見てみたい。「米国民の脅威であるテロリストの安全な隠れ場所(アフガニスタン)を復活させてはいけない」が駐留継続の理由であり、米兵3900人の追加派遣も決めた(続きは・・・アフガンで米中が衝突する気配が濃厚に)。